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『女の子ものがたり』が13年ぶり深津絵里主演で映画化〜原作・西原恵理子も出演

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 『ぼくんち』『毎日かあさん』など独特の画風で人気を博している漫画家・西原理恵子の『女の子ものがたり』(小学館刊)が、深津絵里主演で映画化され、西原自身も出演することが2日(火)わかった。『(ハル)』(96年:森田芳光監督)以来13年ぶりの単独映画主演となる深津は、西原作品で一番最初に読んだのが『女の子ものがたり』で、「以来ずっとファンでした。一方的に縁を感じています」と感慨深そう。西原は「自分の孫が歩いているみたい」と思いを語り、自ら出演依頼したことを明かした。

スランプから抜け出すことができない36才の漫画家を演じる深津絵里 

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 『女の子ものがたり』は、ハードカバー漫画としては異例の15万部のヒットを記録しているベストセラー。海の見える村から山と畑と工場に囲まれた街に引っ越してきた少女が、その街で出会ったふたりの女の子との交流を通して大人へと成長する過程を描く。逆境にあってもたくましく生きる人間模様を色彩豊かに表現し、誰もがもつ“あの頃”の思い出をよみがえらせる感動作。

 脚本と監督を手がける森岡利行(2007年『子猫の涙』)は、映画化にあたり「西原さんの原作は女の子の無邪気さや、希望、幻滅、喜び、苦悩という人生にもっとも誠実な時代を描いています。主人公を通し、何かに行き詰まっている人、落ち込んでいる人がちょっぴり元気になれば」と意気込みをコメント。

 一方、深津は「原作には描かれていない時代の主人公を演じたのですが、女の子から大人になった主人公をあれこれ自由に想像しながら演じるのは、とても楽しい作業でした。迷った時には原作のなかに答えがあると思い、何度も読み返しヒントをもらいました」と撮影について語っている。そんな深津に対して、森岡監督は「明るい表情の中にも秘めた苦悩を見事に演じきって下さり、本当に感謝しています」とコメントしている。

 本作では、深津のほか、福士誠治、風吹ジュン、奥貫薫、板尾創路ら多彩な役者たちが西原ワールドのユニークなキャラクターを熱演。西原は中年のおばちゃん役で登場する。公開は2009年秋予定。

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