昨年3月にこの世を去った日本を代表するコメディアン・志村けんさん(享年70)の半生を描くドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』が、フジテレビ系で27日の午後9時から放送。山田裕貴が志村さん、いかりや長介さんを遠藤憲一、加藤茶を勝地涼、高木ブーを加治将樹、仲本工事を松本岳が演じるが、14日に都内で行われた取材会に5人が集結した。
脚本・演出は『今日から俺は!!』シリーズなどで知られる福田雄一氏が担当。ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。
また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかに。さらに、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年〜1971年3月・1971年10月〜1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』(1977年〜/フジテレビ系)の懐かしい一場面ももちろん登場!山田をはじめとしたメンバー全員による、『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』。また、名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。
志村さん役の山田は「気をつけることといえば、数え切れないほどあるのですが、どれだけみなさんの頭の中、心の中にある志村けんさんに近づけるのかをずっと考えながら、コントの時のテンポや間、いろんなことに気を配りました。ドリフが蘇ったんじゃないかと思ってもらえるようなドラマになればいいなと。コロナで、志村けんさんが亡くなってしまったんですけど、コロナ禍、こういうご時世、この世界になって苦しんでいる人がたくさんいると思うのですが、そういう人たちの苦しみみたいなものを、思いっきり笑いで吹き飛ばせるようなドラマになればいいな」との思いを吐露。
続けて「あるコントをやった時(志村さんと親交の深い)ダチョウ倶楽部の肥後克広さんがいらっしゃって。僕が、カメラの裏をずっとうろうろしていたんですよ。『どうやってやろう、どういう表情にしよう』などと、いろんなことを考えて、目をバッキバキにしていたんです。そうしたら、肥後さんから、スタッフさんを介して『ああやってやっていたよ、志村さんも。安心していいんだよ』とのメッセージをいただいて」と回顧。「日に日にその撮影をする中でもお酒が増えていったりしまして、こうやって、お笑いのことを考えていたかなとか、志村さん、お酒が好きだったのかなとか。ちょっとでも理解できたというか…」と言葉を紡いでいった。
さらに「僕が仲良くしている初恋タローさんっていう芸人さんがいるのですが、初恋タローさんが、志村さんが残した言葉みたいものが書かれている雑誌サイズの本を渡してくれて『お守りのように持っておいて』と。僕は、お笑いが大好きで、すごく芸人さんをリスペクトしているんですけど、そこに載っている言葉を見て、ちょっと自分が思っていることと一緒かもしれないというのがちょっとずつ見つかるだけで、志村さんに近づいているような気がして、初恋タローさんに感謝しております」とほほえましいエピソードも披露。
志村さんを自身が演じた意味について「(志村さんは)ものすごくストイックに、お笑い、ドリフに向けて、何が面白いかを考え抜いて、生きていた。今回の撮影中、ドリフのDVDをずっと流しながら、それ以外の映像は見ない日々を送っていました。それくらい、ちょっとでもなれたらいいなという思いがあって。自分の集中する感覚が、もしかしたら、近づけていたのかなと。先ほど話した、肥後さんの言葉をいただいて、安心しましたし、もしかしたら、自分が選ばれたら理由って、そういうところもあるのかな」とかみしめるように語っていた。
脚本・演出は『今日から俺は!!』シリーズなどで知られる福田雄一氏が担当。ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。
また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかに。さらに、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年〜1971年3月・1971年10月〜1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』(1977年〜/フジテレビ系)の懐かしい一場面ももちろん登場!山田をはじめとしたメンバー全員による、『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』。また、名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。
志村さん役の山田は「気をつけることといえば、数え切れないほどあるのですが、どれだけみなさんの頭の中、心の中にある志村けんさんに近づけるのかをずっと考えながら、コントの時のテンポや間、いろんなことに気を配りました。ドリフが蘇ったんじゃないかと思ってもらえるようなドラマになればいいなと。コロナで、志村けんさんが亡くなってしまったんですけど、コロナ禍、こういうご時世、この世界になって苦しんでいる人がたくさんいると思うのですが、そういう人たちの苦しみみたいなものを、思いっきり笑いで吹き飛ばせるようなドラマになればいいな」との思いを吐露。
続けて「あるコントをやった時(志村さんと親交の深い)ダチョウ倶楽部の肥後克広さんがいらっしゃって。僕が、カメラの裏をずっとうろうろしていたんですよ。『どうやってやろう、どういう表情にしよう』などと、いろんなことを考えて、目をバッキバキにしていたんです。そうしたら、肥後さんから、スタッフさんを介して『ああやってやっていたよ、志村さんも。安心していいんだよ』とのメッセージをいただいて」と回顧。「日に日にその撮影をする中でもお酒が増えていったりしまして、こうやって、お笑いのことを考えていたかなとか、志村さん、お酒が好きだったのかなとか。ちょっとでも理解できたというか…」と言葉を紡いでいった。
さらに「僕が仲良くしている初恋タローさんっていう芸人さんがいるのですが、初恋タローさんが、志村さんが残した言葉みたいものが書かれている雑誌サイズの本を渡してくれて『お守りのように持っておいて』と。僕は、お笑いが大好きで、すごく芸人さんをリスペクトしているんですけど、そこに載っている言葉を見て、ちょっと自分が思っていることと一緒かもしれないというのがちょっとずつ見つかるだけで、志村さんに近づいているような気がして、初恋タローさんに感謝しております」とほほえましいエピソードも披露。
志村さんを自身が演じた意味について「(志村さんは)ものすごくストイックに、お笑い、ドリフに向けて、何が面白いかを考え抜いて、生きていた。今回の撮影中、ドリフのDVDをずっと流しながら、それ以外の映像は見ない日々を送っていました。それくらい、ちょっとでもなれたらいいなという思いがあって。自分の集中する感覚が、もしかしたら、近づけていたのかなと。先ほど話した、肥後さんの言葉をいただいて、安心しましたし、もしかしたら、自分が選ばれたら理由って、そういうところもあるのかな」とかみしめるように語っていた。
このニュースの流れをチェック
- 1. 山田裕貴が志村けんさん役 喜劇王の半生描くドラマ12月放送 脚本・演出に福田雄一氏
- 2. 遠藤憲一、いかりや長介さん役に「強面と年齢が起用理由でしょうか」 志村さん半生描くドラマのドリフキャスト発表
- 3. 志村さん半生描くドラマ、金田明夫が荒井注さん役 ムロツヨシは“ある役”で登場
- 4. 肥後克広、志村さんドラマのコントパートに登場 山田裕貴の姿に感慨「忘れていた記憶が、よみがえりました」
- 5. 志村さんドラマ 高木ブー役の加治将樹と仲本工事役の松本岳が思いを語る
- 6. 山田裕貴、ドリフのDVD漬けで志村けんさんの役作り ダチョウ肥後の言葉に感謝「安心しました」
- 7. 勝地涼、加藤茶の「生き方を伝えられるよう」な役作り 志村さん役の山田裕貴とのコント練習をなつかしむ
- 8. 遠藤憲一、いかりや長介さん似を自負「寄っちゃっているので(笑)」 役作りで低音ボイスに
- 9. 勝地涼、加藤茶役でコントシーンも全身全霊 “志村けん”山田裕貴と友情育み「うれしかった」
- 10. 山田裕貴、志村けんさん役で実感「人を笑わせるって、すごい闘い」
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2021/12/16