ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

鈴木おさむ&つんく♂『あまちゃん』を激論!3.11がどう描かれる?『半沢直樹』との共通点!?

 脚本家の鈴木おさむつんく♂がMCを務め、視聴者代表の女性たちが毎クール話題のドラマを批評していく女性チャンネル♪LaLa TVの『THE ドラマカンファレンス』。今まさに熱い注目を集めている7月期ドラマの“レビュー編”では、『Woman』VS『ショムニ2013』の“水10”対決、大ヒットドラマ『半沢直樹』への千差万別の意見などが取り上げられた。さらに、国民的人気を得ているNHK朝ドラ『あまちゃん』についての特別カンファレンスが行われ、鈴木とつんく♂がその人気のポイントを分析。この先、その物語のなかで描かれる2011年3月11日(東日本大震災)について、『あまちゃん』と『半沢直樹』のヒットドラマ同士の共通点などが語られた。

女性チャンネル♪LaLa TV『THE ドラマカンファレンス』の番外編として『あまちゃん』の人気のポイントを語る鈴木おさむとつんく♂

女性チャンネル♪LaLa TV『THE ドラマカンファレンス』の番外編として『あまちゃん』の人気のポイントを語る鈴木おさむとつんく♂

写真ページを見る

■年代を問わずそれぞれの視点で思いを重ねられる『あまちゃん』

【鈴木】 僕、人生で初めて朝ドラを全話欠かさず見ています。『あまちゃん』はホントおもしろいですよね〜。つんく♂さんは先日、朝日新聞(7/23 朝刊:文化面掲載)のインタビューで『あまちゃん』についてお話されていましたね。それほど惹かれる理由は何ですか?
【つんく♂】 このドラマについて語るなら、まず能年玲奈さん。ものすごく透明感があって可愛い! そしてどこか小動物のような愛らしさも感じる(笑)。見ている方がどんな年代であっても、それぞれの視点で思いを重ねられる魅力を持っていると思うんです。
【鈴木】 いつ以来だろう、ドラマが放つ魅力が突き抜けていますよね。
【つんく♂】 それから、宮藤官九郎さんならではのアットホームで、いい意味でのくだらなさを含んだ演出がまた素晴らしい。「じぇじぇじぇ」っていう言葉も本当にいいです。
【鈴木】 このドラマには実にいろんなおもしろさが詰まっていて、小泉今日子さんや薬師丸ひろ子さんの役柄が、ご本人のリアルな人生とだぶったりもするんですよ。そのだぶらせ方の“巧みさ”もおもしろいです。
【つんく♂】 描いている世界も、宮藤さんだからこそ描ける芸能界ですよね。演劇界にいた宮藤さんが、かつてその距離から見て想像していたような、いわゆる“憧れの芸能界”の姿。視聴者にはその描かれ方がとてもわかりやすいですよね。
【視聴者代表】 確かにそう思います! あと主題歌が、高校生のブラスバンド部でも演奏したくなるようなメロディで、いいなと思いました。
【鈴木】 コンピレーションCDももうすぐ発売になりますよね。先日、天野春子(小泉今日子)の『潮騒のメモリー』もリリースされました。
【つんく♂】 初週(8/12付)の週間シングルランキングで初登場2位でした。1週目だけで8万枚近く売れたらしいですよ。
【鈴木】 ドラマから生まれたものが世の中を巻き込んでいくってなんだかいいですね。だけどここまでハマってしまうと、終わったときにさびしさも感じてしまいそう(笑)。
【つんく♂】 放送は9月いっぱいで、撮影はすでに終わっていますよね。
【鈴木】 ひとつ気になるのが、物語が2011年3月11日(東日本大震災)を迎えることなんですよ。この間ちょっと宮藤さんと話したときにその点を聞いたんですけど、描くには描くと言っていました。ただ、“あまちゃん流”に描くらしいです。
【つんく♂】 どういう風になるのか気になりますね。
【鈴木】 それにしてもこのドラマは、改めてキャストがハマッていることの重要性を感じますよね。『半沢直樹』とも共通する点だと思うんですけど、出演者が有名だから見るという気持ちより、ハマッているから見る、という気持ちの方が強い。『あまちゃん』はどうしても見ちゃうドラマですね。

◆LaLaTV・THEドラマカンファレンス特集『7月期“レビュー編”話題のドラマを徹底討論!『あまちゃん』も』

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索