オリコンニュース
【大阪市】万博を前に路上喫煙の全面禁止 「喫煙所が足りない!」の声にどう応える? 府との連携、たばこ税収…賛否の中での奮闘
308億円のたばこ税収をどう使う? 賛否の声に模索する「公費をかけないゾーニング」

上汐北公園喫煙所
城北公園喫煙所
鶴見緑地南喫煙所
「そうした意見は重々承知しています。ただ、たばこ税は目的税ではなく、喫煙対策のみに活用するのは賛否もあるため難しいところでもあります。喫煙所そのものが不要だというご意見も、嫌煙家の方からありますから」
さまざまな意見はあれど、喫煙者も非喫煙者も快適に共存できる街づくり。その落とし所は「やはり分煙環境の充実(ゾーニング)ではないでしょうか」と楠本氏は言う。
「公費をかけない形でも、分煙環境の充実(ゾーニング)の方法はあります。たとえば大阪市が運用する地図サイト『マップナビおおさか』(外部サイト)では、公共の喫煙所のほか、市内のカフェやコンビニ、商業施設などの喫煙ブースも合わせて313ヵ所の喫煙できる場所を公開しています。今後もマップに掲載させていただくお店を増やしつつ、喫煙できる場所のご案内をさらに充実させていく考えです」
1月27日の大阪市内では、さまざまな場所で喫煙ルールの啓発活動が実施されていた。市内を巡回する路上喫煙防止指導員も大幅増員し、外国人に対しては英語・韓国語・中国語のカードで説明する姿も見られた。喫煙ルールのポスターや喫煙所マップも3言語表記で周知を図っているが、「万博に向けてもっと多言語化できないかを検討している」とのことだ。
なお、政令指定都市が路上喫煙を全面禁止とするのは全国でも初のこと。特に大阪市は市民のみならず来街者も多いだけにルールの周知には苦労も多いだろうが、国際観光都市を掲げる大阪市の取り組みに期待したい。
(文:児玉澄子)
■『マップナビ おおさか』喫煙所マップ(外部サイト)