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キティの顔も微妙に変化? ぬいぐるみ50年の変遷、男性や海外からの需要も…推し活やSNSが影響
男性ユーザーも増加、可愛いものを愛でるカルチャーが“見える化”
「かつてはある程度の年齢になったら『ぬいぐるみで遊ぶのは恥ずかしい』『ぬいぐるみは好きだけど隠しておきたい』みたいな風潮がありました。しかし推し活ブームの影響もあるのでしょうか、最近はサンリオピューロランドでもぬいぐるみと一緒に遊びに来られる大人の方を多く見かけます。SNSにはぬいぐるみとのお出かけ写真が数多く投稿されていますし、ぬいぐるみ好きを公言される男性も増えました。可愛いものを愛でるカルチャーが“見える化”し、もはやぬいぐるみ=卒業するものではなくなったのを感じます」(伊藤さん)
スタンダードぬいぐるみのこだわりである、ふわふわですべすべの抱き心地、そして可愛い見た目は疲れた大人ほど癒されるのかもしれない。もちろん子どもたちにとってぬいぐるみが大切な友だちであることは、今も昔も変わらない。
「サンリオピューロランドで、私が担当したぬいぐるみと一緒にパレードを待っている女の子を見かけたことがあるんです。隣同士で座って、しかもぬいぐるみの下にハンカチを敷いてあげて──胸がいっぱいになりました。これからもステキな出会いをたくさん届けたい、そんな思いを新たにした光景でしたね」(伊藤さん)
(文:児玉澄子)
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