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竹内涼真、30歳目前で「やっとスタートライン」 全世界の作品と比べられることに危機感も

20代後半で芽生えた“プロ意識”「逃げずに向き合えるようになった」

――撮影真っただ中の今月26日には29歳の誕生日を迎えられた竹内さんですが、20歳で俳優デビューしてから今までの20代を振り返ってみていかがですか。

【竹内】一言でいうと、とにかく忙しかったです(笑)。でも、あっという間すぎてあまり覚えてないというわけではなく、いろんなことを経験し、学び、贅沢(ぜいたく)な景色をたくさん見せていただいた20代でした。

――俳優デビューしてわずか1年ほどで、以前から憧れだったという『仮面ライダードライブ』で初主演を務められましたが、当時を振り返ってみていかがですか。

【竹内】デビューする前の高校3年生から20歳ぐらいまではあまり意欲的に動けていなかったこともあって、デビューの前後はそんな自分を反省していたんです。だから「早くブレイクしましたよね」なんてインタビューなどで言っていただくことがあるのですが、自分としては“早く取り戻さなきゃ!”という気持ちで必死にやっていただけなんです(笑)。たまたま運良く『仮面ライダードライブ』で主演に選んでいただいたのはすごくありがたかったですね。

――近年は主演作が続いていますが、俳優としての成長をどんなところに感じていますか。

【竹内】『仮面ライダードライブ』のときの自分を見るとどうしようもないぐらいお芝居ができていないので、いま考えるとすごく怖いことをしていたなと思います。お芝居に関してなんの知識も経験もないままこの世界に飛び込んで、そのあと様々な作品で俳優という仕事の難しさを実感しました。最初は勢いでなんとかなったこともありますが、徐々に勢いだけでは通用しなくなり、プロ意識も芽生えてきて自分の実力に対して葛藤することも多々あって。そんな中で、26歳ぐらいになってようやく“もっとちゃんとお芝居の勉強をしなければいけない”と気づいたし、お芝居について逃げずに向き合えるようになった。そこから意識が変わってグッと成長できたんじゃないかなと感じています。

――“お芝居の勉強をしなければいけない”と気づいたきっかけのようなものはあったのでしょうか。

【竹内】いまって世界各国の作品をいつでもどこでも配信で簡単に観られるじゃないですか。そうなると、どうしたって日本のドラマや映画は他の国の作品と比べられてしまいます。僕は俳優を技術職だと思っているので、感覚だけでやっていては負けてしまうという危機感を感じて、そこからですね。いままでも一生懸命やってきたけれど、もっと本気で準備をしないといけないし、インプットしていかなければいけない。俳優人生まだまだこれからだと思っているので、いまやっとスタートラインに立てたような気持ちです。

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