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「常にすべって不安定だった」なかやまきんに君、それでも筋肉道を貫いた“根拠なき自信”の源泉
筋肉=人生 自身に負荷をかけるために吉本から独立「夢はボン・ジョビとのドーム共演」
「僕は筋肉からすべてを学びました。筋肉のために栄養を学び、負荷をかけないと成長しないということも学びました。吉本から独立したのも自身に負荷をかけるためです」
3年前の40歳になったあたりで独立を考えはじめていたというきんに君。自分の中で答えは決まっていたため、先輩には一切相談しなかったそうだ。
「アメリカから帰ってきて仕事もなにもない状態で、必死に一から頑張って、YouTubeも軌道に乗り始めました。吉本にいても自由にできるし、サポートもしてくれる。でもそんな環境にいると僕は甘えてしまう。夢はやはり海外で活躍すること。吉本から離れ、自身に負荷をかけ、成長しようと考えたのです」
そんなきんに君の持つ“夢”を聞くと、彼が根っからの“芸人”であることが再確認できた。
「夢はボン・ジョビさんに来ていただいて、ドームで僕のギャグのバックで生演奏をしてもらうこと。その観客にシュワルツェネッガーさんがいてステージに上がってくれること(笑)。これが僕の筋肉芸の完成形だと思ってます。才能もあまりないので『パワー!!!』でごまかしつつ、それで日本が明るくなることにつなげられたら。また3月中旬にはオンラインでフィットネスのサイトも始めるので、チェックをお願いします。では最後に皆さん、一緒に行きましょう、『ヤー』」。元気がないと思いきや「すみません、大声を出せない部屋にいるので小声で(ここで現場は爆笑)」。――そんな、取材陣も笑わせようとするサービス精神を持つ生粋のエンターテイナー・自称「ラストマッスル」の筋肉芸の完成を楽しみにしたい。
(取材・文/衣輪晋一)
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