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ウルフ・アロン、マーベルのニューヒーロー『シャン・チー』に敗北宣言? 「柔道なら一本取れるかも。でもその後ボッコボコ(笑)」

 『スパイダーマン』や『アイアンマン』など、世界中で絶大な人気を博すヒーローを続々、世に送り出してきたマーベル・スタジオ。9月3日公開の最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で、また一人、新たなヒーローを誕生させた。「マーベル映画の大ファン!」で、本作品の公開を「心待ちにしていた」と語る柔道家のウルフ・アロン選手に、映画を観ての感想と、“最強”ゆえにその力を封印した“優しすぎる”新ヒーロー〈シャン・チー〉の魅力について聞いた。

マーベル作品のヒーローは“完璧”ではないところに親しみを感じる

  • ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

    ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

「マーベルのヒーロー映画が大好き。試合前、自宅でトレーニングでバイクをこぐときは、モチベーションアップのために、いつも『ディズニープラス』(動画配信サービス)を“音量大”にして観ています」と語るウルフ選手。中でも一番好きなヒーローは、キャプテン・アメリカなのだそう。

「キャプテン・アメリカは、『アベンジャーズ』の最初のヒーロー。彼がすべての始まりなのかなって思っています。それに、数いるマーベル・ヒーローたちの中でも、ずば抜けて自己犠牲の精神が高くて、強くなかった頃からその精神を持っているところにも惹かれています。力の強い弱いに関係なく、そういう考え方を持つ人間に自分もなりたいと思いますね」

 そんな大のマーベル作品好きのウルフ選手に、最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』鑑賞後の感想を聞いてみると、「興奮が収まりません!」と目をキラキラ輝かせる。

「始まりの音楽からすごく好きで、そこから後半のバトルシーンまで興奮の連続でした。シリアスな部分だけじゃなくて、笑いもあったり、涙もあったり。それはいつも観ていて引き込まれるマーベル作品のすごいところなんですけど、今回もその兼ね合いが絶妙で! あと、マーベルのヒーローってみんな完璧じゃなくて、それぞれ欠点や悩みがあるところが好きなんです。シャン・チーも同じで、とても親しみを感じたし、親子の物語やヒーローならではの苦悩なども、観ていてすごく感慨深いものがありました」

「目的を持つこと」で強くなっていくシャン・チーの姿に自らを重ね共感

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』より (C)Marvel Studios 2021

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』より (C)Marvel Studios 2021

  • ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

    ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

 ウルフ選手が親しみを感じたというシャン・チーの人物像。そこには人に言えない葛藤を乗り越え、目的のために強くなっていく姿があった。

 アメリカ・サンフランシスコでホテルの駐車係として平凡な人生を送っているシャン・チーは、実は、幼少期から父が率いる犯罪組織の後継者として苦しい修行を課せられ、最強の“力”を獲得。しかし、優しすぎる性格から父の生き方に沿うことができず、単身アメリカへ逃亡。力を封印して生きているという秘密を抱えていた。そんなある日、伝説の腕輪〈テン・リングス〉を操って世界を脅かす父の陰謀に巻き込まれ、決別していた過去と向き合うことに。葛藤しながらも、宿命の敵となった父に立ち向かい、シャン・チーは“本当の強さ”に目覚めていく。

「最強の力を備えながらも、その力を自ら封印して生きてきたというのは、今までのマーベル作品にはなかったヒーロー像なのではないでしょうか。でも、悪に染まった父親を倒すという目的が生まれてから、シャン・チーは変わっていきます。僕もそうだったのですが、人に言われて練習するよりも、『自分でこの大会に勝ちたい』とか、『あの人を倒したい』とか、そういう気持ちがあったほうが、練習に身が入るし、結果もついてくるんですね。“越えなければいけない壁がある”というところや“倒さなければいけない敵がいる”というところは柔道をやっている僕と通じる部分がありました。目的を持つことで、一段階も二段階もレベルアップして強くなっていくシャン・チーの姿を通して、それらの大切さを改めて強く感じました」

 戦ううえで、悩みや葛藤、恐怖が生まれたとき、それを克服させてくれるのも“目的”だとウルフ選手は自らの経験を通して断言する。

「大きな大会の前など、プレッシャーでけっこう眠れないこともあって、正直、逃げたくなる気持ちが生まれたこともありました。でも、勝ちたいという目的があったから心を折らずに臨むことができた。その気持ちにきちんと向き合いながらも逃げなかったからこそ、心を強く持てて、試合当日にいいパフォーマンスができたのだと思います。シャン・チーも葛藤を乗り越えて、宿命から逃げていた自分を克服し、敵となった父親との対決に臨んでいきます。その姿にはとても惹かれたし、倒さなければいけない相手がいるというのがシャン・チーの強さのゆえんなのだと感じました」

ウルフ選手が認めるシャン・チーの武術「最強で美しい」

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』より (C)Marvel Studios 2021

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』より (C)Marvel Studios 2021

 そんなマーベル・スタジオが生んだ新たなヒーロー、シャン・チーだが、ウルフ選手は、そのアクションにも新たなヒーロー像を感じたと言う。

「これまでのマーベル作品ではヒーローが悪に立ち向かうとき、過激なバトルシーンが多かったと思うんです。でも今回シャン・チーが駆使する最強の武術は、戦い方や動きがとても滑らかで美しいシーンが多くて、見ていてすごいなって思いました。構えもカッコよくて、僕も試合の時にマネしたくなりました。たぶん審判に『やめろ』って言われちゃいますけど(笑)」

 単にパワーでぶつかり合うのと違う動きには、柔道との共通点も感じたそう。

「柔道は試合時間が4分間もあるし、そこで決着がつかなかったら延長戦で続いてしまうので、力を入れるところと抜くところの切り替えがすごく大事なんです。シャン・チーの動きにもそれが感じられて、すごく刺激を受けました。あと10分くらい映画が長かったら、柔道着を着て、柔道を始めたくなるくらい興奮しました(笑)」

ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

「戦いのレベルの迫力が、自分の世界とはまったく違うけど、巨大な敵を倒すという意味では似ているところがある」と熱く語ってくれたウルフ選手。では、「もしシャン・チーと戦ったらどうなる?」と聞いてみると…。

「お互い柔道着を着て、柔道のルールなら一本は取れるかもしれません。まず僕が袖を持つ。そうすると、たぶん向こうが引いてくると思うので、素早く『大外刈り』を掛けて一本。でもその後、起き上がった瞬間からシャン・チーにボッコボコにされると思います。敵うわけありませんよ〜(爆笑)」

 ウルフ選手も「敵わない」と話すシャン・チーの強さを揺るぎないものにしているのが、一族に伝わる伝説の腕輪〈テン・リングス〉だ。

「マーベル映画の中でも、テン・リングスはかなり強力な武器だと思います。その点でも、マーベルの新しい方向性が感じられたので、今後、どうなっていくのか、ますます楽しみになってきました。マーベル作品は、個々のヒーローたちの映画も好きですが、ヒーローたちが集まって戦う『アベンジャーズ』の世界観もすごく好きなので、そんな展開にも期待したいです」

 最後に、ウルフ選手からまだ映画を観ていない人たちにメッセージをもらった。

「この映画は新たなマーベルの幕開けということで、これまでマーベル映画を観ていなかった人でも楽しめるような作品になっていますので、ぜひ、映画館で観てください!」
  • ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

    ウルフ・アロン選手 撮影/田中達晃(Pash)

うるふ・あろん/1996年2月25日生まれ、東京都出身の25歳。アメリカ出身の父、日本出身の母を持ち、柔道男子100kg級で活躍。初出場となった2017年の世界選手権で金メダルを獲得すると、以降も国内外のさまざまな大会で上位進出を果たす。今夏の東京五輪では、日本代表の男子監督を務めた井上康生氏がシドニー五輪で獲得して以来となる、男子100kg級での金メダルを獲得した。

取材・文/河上いつ子

インフォメーション

  • 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(C)Marvel Studios 2021

    『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(C)Marvel Studios 2021

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
9月3日(金)全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイトはこちら(外部サイト)
(C)Marvel Studios 2021
Sponsered by ウォルト・ディズニー・ジャパン

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