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SNSで大盛り上がりの“ピクトグラム大喜利”に制作者も驚き「海外の方からも応援や共感の声が」
「あるある」をピクトグラム化することで頑張る人を応援したい
「今まではあまり意識をしていませんでしたが、今回触れてみて、文字が読めなくても内容を伝えることができるピクトグラムの魅力を改めて発見しました」(よんてんごP)
普段、よんてんごPさんはデザイン系の小ネタやパロディ画像など、こあたんさんは英語を楽しく学べるイラストと、普段からツイッターに自身の作品を投稿しているという2人。普段の作風は全く異なるが、2人とも開会式をきっかけにピクトグラムの制作を決意した。
「開会式を見て、『どの競技も大変そうだなぁ…選手の人は頑張っているなぁ…』と思うと同時に『自分たちも仕事で大変だし頑張ってるよな』と思いました。そこで、『IT業界で頑張る人を応援したい』『少しでもクスッとできる物を作りたい』と思い、特定のIT業務や現場・案件に限定されないようなさまざまな現場での『あるある』をピクトグラム化することにしました」(よんてんごP)
「ピクトグラムのパフォーマンスが話題になると思い、この流れに乗って普段投稿しているイラストをピクトグラム風に仕上げれば、より多くの方に届けられると思いました」(こあたん)
海外の人たちも反応 SNSだからこそより伝わるピクトグラムの本質
「日本だけではなく海外の方からも応援や共感の声をいただきました。『あるある』といった声のほか『仕事で疲れていたけど画像を見て元気になりました!』というような声もいただき、『作ってよかったな』と思っています」(よんてんごP)
「英語学習において、最もイメージで学ぶと効果的なものの1つが前置詞だと思います。実は、前置詞のイメージを説明するイラストは過去に投稿しており、書籍化するほどの反響をいただいていました。ところが、今回このツイートをすると、『勉強になる!』『部屋に貼りたい!』『子供に見せます!』など、たくさんのポジティブな声をいただき、1万人以上の方に新たにフォロー頂きました。過去に投稿したものの見せ方を変えるだけでここまで差が出るとは思っていませんでした」(こあたん)
開会式から約2週間が経過し、YouTubeやインスタグラムでは、芸能人が開会式パフォーマンスを模した動画や写真を、SNSではますます多くの作品が投稿されている。白と青という配色と、なるべく簡略化するというルールの上で、自由に決められるテーマに沿って連作が可能というフォーマットは、まさに“大喜利”にふさわしく、SNSで盛り上がるのもうなづけるが、2人はそれぞれ感じたことがあったという。
「私は、自分で考えたもの以外に、ツイートを見てくださった方から『こんなのはどう?』という新たなアイデアをいただき、それも形にしていきました。リアルタイムに反応や刺激をもらえるのがSNSのすごさだと実感しました」(よんてんごP)
「普段の投稿では『難しいイラストを読まなくともビジュアルでポイントが分かる』ことを意識しているのですが、これはまさにピクトグラムのコンセプトそのものだと思いました。文字よりも画像や動画でのビジュアルで訴える発信が反響を生む現代に合った手法だと思います」(こあたん)
言葉を介さずイラストを通じて世界中の人たちが共感し分かりあうという『ピクトグラム』の本質と、ビジュアルベースのコンテンツが受ける時世から、“ピクトグラム大喜利”が盛り上がるのも必然といえるだろう。東京五輪が閉幕後もこの盛り上がりはしばらく続きそうだ。