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【整形美女】「その顔で?」「ブス!」周囲の言葉に深く傷つき整形手術を繰り返した女性 、整形の先に見えたものとは
学生時代は「自分の顔に憎悪を膨らませる毎日」 4度の整形を経て得たもの
初めて整形をしたのは高校を卒業した後だったが、整形ができずにいた頃はモヤモヤとした複雑な思いをずっと抱えていた。
「高校は女子校だったので周りにはかわいい子も多くて。『美少女図鑑』やCMに出演するような子もいて、そういう子と自分を比べて『どうして自分はあちら側にいないのか』『自分はいじられキャラなんて扱いを受けるべきじゃない』などと思いながら、自分の顔に憎悪を膨らませる毎日でした。『高校を卒業したら絶対に整形してやる』と、整形への執着でなんとか過ごしていた時期でした」
ところが、「整形するか死ぬかしかないと思っている」と親に打ち明けて、やっとのことで初めて目の整形をしたものの、前向きな気持ちにはなれなかったそう。
「『自分は納得しているはずの顔を誰かに否定されたらどうしよう』『そもそも人から見たらまだブスなんじゃないか』とネガティブなことばかり考えてしまい、ひきこもりになってしまいました。結局は、自分がどう思うかより他人にどう思われるかが一番気がかりでした」
「『自分の得意なことを追求していい』社風の職場だったから、自分の内面にも自信が持ちやすかったんだと思います。ずっとマイナスだった自己肯定感が、やっとフラットな状態になって。容姿のことについて考える時間が減って、忙しい時期にすっぴんで出社する毎日にふと気づいたときに、『あれ、私外見のこと全然気にならなくなってるじゃん』って」
現在みきしぃさんは会社員の傍ら「ポペルカ」という会社の社長として整形に関するカウンセリングや病院の紹介も行っている。内在的な自己肯定感の低さから整形を繰り返してしまう子や、外見にコンプレックスがあって悩んでいても誰にも相談できない子たちに何かをしてあげたくて、会社を立ち上げたという。
「外見や整形に関する悩みって、適した人に相談しないと、さらにコンプレックスを強めてしまうんです。そういう子たちは、自分を受け入れてくれる居場所を探している。私はその気持ちも分かるから、少しでもそういう子たちに寄り添ってあげたいと思っています。整形がゴールじゃなく、そこから自分の成功体験を積み上げていってほしいです」