ORICON NEWS
小出恵介、役者として生きていく覚悟「70歳を過ぎてもやりたい」 “直談判”で映画復帰
渡米経て感じた日本の良さ「もっともっと伝えていきたい」
現地での生活はまさに“学生”で「英語の勉強から始めました。週5日、朝9時に学校に行って、スーパーに行って帰ってきて、ご飯を作って…。留学生のような暮らしを半年くらいして、演技の学校に移りました。これは学校を2校かけもちしました(笑)。高校受験のときも勉強しましたが、それ以来の勉強でしたね」とひたむきに学びの時間を作っていった。
「日本人で良かったというのはすごく感じます。細やかであるとか、一つひとつに丁寧。こういうことができるのは日本人だけと感じる機会がたくさんありましたし、この良さをもっともっと伝えていきたい」と情報発信にも意欲を見せる。そして、日本人の良さは“演技”にも通用するといい「アメリカは、ダイナミックさや感覚的な良さがありますが、緻密さであったり整然としている良さ。それは日本人は的確にできる」と演技の世界で勝負できる部分も感じ取っている。
ただ、当初は「オーディションもガチガチでした(笑)。せりふもボロボロでした」とアメリカで挑戦する難しさもあったという。それでも「おこがましいかもしれませんが、こういう機会が得られた以上は、向こうで挑戦を続けていきたいと思っています。『アメリカから帰ってきました!』という感覚ではなく。オーディションを受けて、引き続きトライしていきたいですし、日本の俳優をアピールしたいですね」。