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いつでも振り返れ『エール』

第6週「ふたりの決意」(第26回〜第30回:2020年5月4日〜5月8日)

裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)は新婚生活をスタートさせる(C)NHK

裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)は新婚生活をスタートさせる(C)NHK

■幸せの絶頂からの急転直下

 豊橋のホールでの演奏会を無事終えた裕一(窪田正孝)は、父・三郎(唐沢寿明)からの電報を受けて福島に帰る。あきらめかけていた英国への留学が決まり、音(二階堂ふみ)との結婚も決まり、幸せいっぱいの裕一。実家の呉服店「喜多一」では、三郎、母・まさ(菊池桃子)、弟・浩二(佐久本宝)だけでなく、伯父・茂兵衛(風間杜夫)も裕一の帰りを待っていた。

幸せいっぱいでのんきに福島に戻った裕一(窪田正孝)だったが…(C)NHK

幸せいっぱいでのんきに福島に戻った裕一(窪田正孝)だったが…(C)NHK

 順調と思いきや、裕一は自身の結婚がまさたちから許されていないことを知る。「留学に結婚は必要ない」と言うまさと意見がぶつかる裕一。浩二からも「周りの愛を当たり前だと思うな」「兄さんが嫌い」とののしられ、「家族の幸せを一番に考えて」と言われてしまう。

まさ(菊池桃子)や浩二(佐久本宝)の想いをはじめて知った裕一(C)NHK

まさ(菊池桃子)や浩二(佐久本宝)の想いをはじめて知った裕一(C)NHK

 裕一は、恩師の藤堂先生(森山直太朗)を訪ねて、自身について相談をする。「本気で何かを成し遂げたいなら、何かを捨てねばならない」と言われ、裕一は音に手紙を送る。

藤堂先生(森山直太朗)は「本気で何かを成し遂げたいなら、何かを捨てねばならない」と裕一(窪田正孝)と語る(C)NHK

藤堂先生(森山直太朗)は「本気で何かを成し遂げたいなら、何かを捨てねばならない」と裕一(窪田正孝)と語る(C)NHK

 一方、音はあこがれの歌手に向けて、音楽学校を受験するため、姉の吟(松井玲奈)と上京。実技試験に向けて、歌の練習にはげむ音は、謎の男(山崎育三郎)からアドバイスを受け、うまく歌うコツをつかむ。そんな音のもとに、裕一から手紙が届く。「別れてください。夢を選びます」。裕一は悩んだ末、音ではなく夢を選んだのだ。ショックで体が震えだす音。

裕一からの手紙には「別れてください。夢を選びます」と書いてあった(C)NHK

裕一からの手紙には「別れてください。夢を選びます」と書いてあった(C)NHK

 その矢先、裕一のもとに英国から手紙が届く。それは留学が取消の知らせ。世界的な不況による経済状況の悪化が原因だったようだ。結婚を捨て、留学を選んだのに、その道が閉ざされ、放心状態の裕一。そんな裕一の現状を知らせるため、三郎は、音に手紙を書く。

裕一(窪田正孝)のもとに英国から留学取消の手紙が届く(C)NHK

裕一(窪田正孝)のもとに英国から留学取消の手紙が届く(C)NHK

■音の驚きの行動力 レコード会社と契約を取り付ける

 豊橋の実家に届いた手紙が届き、すぐさま光子(薬師丸ひろ子)が上京して音に届けた。手紙を読んだ音は、いてもたってもいられず福島に向かう。裕一を探しまわって、川俣銀行の同僚に教えてもらった教会を訪れた音は、幼い頃に父に連れてこられて飛び入りで歌った日の記憶を思い出す。二人は幼い頃、この教会で出会っていたことを知る。音は「夢をあきらめないで」と伝えるが、裕一は心を閉ざしてしたまま。

幼い頃に父に連れてこられて飛び入りで歌ったことがある教会で裕一(窪田正孝)を見つけた音(二階堂ふみ)(C)NHK

幼い頃に父に連れてこられて飛び入りで歌ったことがある教会で裕一(窪田正孝)を見つけた音(二階堂ふみ)(C)NHK

 音は、裕一の音楽の道を探すために、吟のお見合い相手の鏑木(奥野瑛太)の紹介で、以前訪ねたことのあるコロンブスレコードを訪ねる。対応した廿日市誉(古田新太)は、全く取り合ってくれなかった。その後も片っ端からレコード会社をまわったが全滅。

コロンブスレコードを訪ねた音(二階堂ふみ)(C)NHK

コロンブスレコードを訪ねた音(二階堂ふみ)(C)NHK

 そんな時、音のもとに音楽学校の合格通知が届く。光子の後押しで、再度コロンブスレコードを訪ねた音。ハッタリをかまして取り次いでもらうと、廿日市が駆け寄ってくる。実は、日本を代表する作曲家・小山田耕三(志村けん)が、廿日市に裕一と契約するよう命じていたのだ。

小山田耕三(志村けん)は廿日市(古田新太)に裕一と契約するよう命じる(C)NHK

小山田耕三(志村けん)は廿日市(古田新太)に裕一と契約するよう命じる(C)NHK

 このことを知らせるため、福島を訪れた音。「裕一に音楽を捨てさせないでくれ」と頭を下げるも、まさは「裕一の傷つく姿を見たくない」と音の頼みを退けるが…。

 川俣の教会で、音と幼なじみの鉄男(中村蒼)から「音楽をあきらめるな」と言われ、あらためて自分の音楽の道と家族のために権藤家を継ぐ道との間で思い悩む裕一。

まさ(菊池桃子)は「裕一の傷つく姿を見たくない」と音(二階堂ふみ)の頼みを退ける(C)NHK

まさ(菊池桃子)は「裕一の傷つく姿を見たくない」と音(二階堂ふみ)の頼みを退ける(C)NHK

 そして、権藤家を訪れた裕一は、祖母の八重(三田和代)と茂兵衛(風間杜夫)の話を偶然聞いてしまう。跡継ぎさえ生まれればいいという彼らの考えを知って、自分が幸せになるために大切なことは何かに気づいた裕一は決断する。

感情の赴くままに ハーモニカを吹く裕一(窪田正孝)(C)NHK

感情の赴くままに ハーモニカを吹く裕一(窪田正孝)(C)NHK

 「家を出る」ことに。引き止めるまさに裕一は「僕は音さんにかける」と宣言。三郎は「お前は自慢だ。必ず成功する」と言って、送り出してくれた。東京に向かった裕一は、音と再会。コロンブスレコードと正式に契約を交わし、たまたま入った喫茶店「バンブー」の店主から、裏の家を紹介される。新居も決まり、裕一と音との新婚生活がスタートする。

「お前(家族を)捨てたって、俺はお前を捨てねえ」と裕一(窪田正孝)を送り出す三郎(唐沢寿明)(C)NHK

「お前(家族を)捨てたって、俺はお前を捨てねえ」と裕一(窪田正孝)を送り出す三郎(唐沢寿明)(C)NHK

■第6週の気になる登場人物たち

★廿日市誉:古田新太
 コロンブスレコードのディレクター。ヒット曲を作ろうと奮闘しつつも、大御所作家や上司に弱い一面も。

★木枯正人:野田洋次郎
 コロンブスレコードに裕一と同期で採用された作曲家。ギターが得意で、行きつけのカフェーで弾き語りを披露したりする。

★杉山あかね:加弥乃
 コロンブスレコードの秘書。音楽についての高い見識を備えていて、廿日市の良きアドバイザーとなっている。
  • 廿日市誉(古田新太)(C)NHK

    廿日市誉(古田新太)(C)NHK

  • 木枯正人(野田洋次郎)(C)NHK

    木枯正人(野田洋次郎)(C)NHK

  • 杉山あかね(加弥乃)(C)NHK

    杉山あかね(加弥乃)(C)NHK

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