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現代人の必需品?約1万円の高額“禁欲ボックス”が人気の理由
禁欲ボックス『タイムロッキングコンテナ』
アメリカで2013年頃から販売されていた同商品は、日本では2014年から静岡県の「株式会社うるおいをプラス」が正規輸入販売店としてAmazonなどで販売。以前からテレビやラジオで何度か取り上げられていたが、「松丸さんのツイート後、通常1〜2カ月程度で販売していた在庫が2、3日でほぼ売り切れてしまい、現在も品薄状態が続いて驚いています」(株式会社うるおいをプラス・岡本さん)という。
「壊しにくい価格設定」と「明確なゴールを自己決定する」ことによる欲望コントロール
また、“時間切れ”という明確なゴールがあり、それまでは電池を抜いても開かないことから、その時間がくるまではどうしても何かを我慢しなければならない。さらに、その時間も自分で設定するため、人に決められたり押しつけられたりするわけではなく、“自己選択の自由”を担保しつつ自分の欲望をコントロールするところが新しいと言えそうだ。
禁欲や欲望コントロールを謳ってはいるが、本来、何かを禁欲することによって目標や習慣、健康、モノなど、理想的なライフスタイルを獲得するための商品であり、愛用者に合理的な考えを持つ方が多いのも、「そういった本質的な価値に気づいておられるのではないかと感じております」(岡本さん)とのことだ。
スマホ封印による“デジタルデトックス”で学力向上、生活向上も?
また、スマホの使用時間と平均点を照らし合わせた仙台市の学力調査では、使用時間が長いほど点数が低いというデータ(東北大学加齢医学研究所・仙台市教育委員会)もある。実際、明確な目的もなくスマホを触っている時間を学習や睡眠、運動などに費やしたほうが有意義な時間を過ごせるという、いわゆる「デジタルデトックス」の効果もあるように思われる。