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ORICON NEWS
主婦が作る“羊毛の猫”がまるで本物、リアルな作品でペットロスを救う
リアルに作るコツはとにかく観察、「写真をいつも目につくところに置いて」
Miru.さん 昔からモノ作りが好きだったのですが、羊毛フェルトの存在を知ったのはテレビです。最初は作り方も何も知らなかったため、とりあえずはリスのキットを購入して作ってみました。その次、初めて自分で作ったのはマスコット的なコーギー犬です。
――独学で技術を取得されたそうですが、当初は試行錯誤や苦労も?
Miru.さん 本当にすべてが初めてで、誰に聞くこともできないため、たくさん作り、たくさん失敗をしました。とにかくいろんな角度から見て、よく観察する。作る対象の写真などと長い間にらめっこしていました。
――実物大の猫など、ここまで徹底したリアルを追及しようと思ったのは?
Miru.さん もともと動物が大好きだったんです。最近は色々なペットがいますが、特に身近な存在の犬、猫を一番作りたいと思いました。自分のペットにそっくりなコができるなら、なんて素敵だろう!というのもあり、リアルにこだわりました。
――リアルに作るための工夫は?
Miru.さん やはり、観察だと思います。平面の写真や画像を見ても、作るのは立体。いろんな方向からの観察は必要だと思います。本物の犬、猫が家にいるとかなり参考になりますし、ありがたい存在ですね。工夫…というか、オーダーメイドの作品なら、お借りしたペットの写真をいつも目につくところに置いています。毎日何度も目に入るところに写真があると、そのコらしさや、特徴を発見しやすくなるんです。
普段は二児の母、SNSの反響は大きいが「一人で作るには限界が」
Miru.さん 普段は中学生、小学生2児の母、普通の主婦です。子ども優先のため、制作時間は決まっていて、平日は午前中〜15時頃まで。夜と土曜日はオーダーメイドでお受けしている作品以外を時間があれば作ります(人がいると集中できないため)。日曜日は何も作らない日です。
――制作にはどのくらい時間がかかりますか? また作品のテーマはどのように決めますか?
Miru.さん オーダーでしたら、サイズによりますが80時間前後です。実物大の猫なら2倍〜3倍近く時間はかかります。オーダー以外の作品は、思いつきで自分の好きなように作っています。丸い物が好きなので、ポッチャリした丸い体系の作品になりがちです。
――SNSで写真や動画を公開して、何か変化は?
Miru.さん SNSでの反響は大きく、多くの方に知ってもらえたと思います。オーダーのお問合せも増えたんですが、一人で作るには数に限界があり、とても時間がかかります。お問い合わせをいただいても、なかなかお受けできないのがつらいです。
ペットロスを救う羊毛作品、「出来上がった作品にすごく感謝してくださった」
Miru.さん 賞をいただくことはとても自信になりますし、モチベーションが上がります。あと、色々メディアに取り上げていただいたことで、お問い合わせがこれまで以上に増えました。ペットを亡くされた方のご依頼が多いんですが、出来上がった作品を見て、すごく感謝してくださって。オーダーを受けることの必要性を再認識しました。この頃、オーダーメイドを主な活動にしようと思いましたね。
――ずばり、羊毛フェルトの魅力とはなんでしょう。
Miru.さん 自由にできること。羊毛フェルトは決まりがないんです。やり直しが何度でもできるので、思ったように形ができることが魅力です。
――今後挑戦したい作品・活動を教えてください。
Miru.さん 実物大の犬、猫を去年初めて作りましたが、まだ2体しか作品がありません。今年はオーダーの合間にできるだけたくさん作って数を増やし、いずれはオーダーで実物大を作れるようになったり、実物大ばかりの個展もできるように頑張りたいです。
再生数140万超! Miru.さん作“実物大キジトラ”は動画で見てもすごい!!
Miru.さん
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