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“アホ一本体制”の丸山桂里奈、元アスリートでは異質の炎上キャラを確立

  • 元なでしこジャパンのタレント・丸山桂里奈 (C)ORICON NewS inc.

    元なでしこジャパンのタレント・丸山桂里奈 (C)ORICON NewS inc.

 芸能界に「おバカタレント枠」ができて早10余年。現在、その頂点に君臨する女性タレント・鈴木奈々をして「今、1番怖い」と言わしめているのが、元女子サッカー選手の丸山桂里奈だ。引退後、多くのバラエティ番組に出演しては、「オフサイドを知らなかった」、「元カレ全員が丸山のリベンジポルノを持っている」などと発言し、おバカキャラとして炎上しつつも各所でしっかりと存在感を示している。文武両道、熱血漢、トーク力がある“元”アスリートタレントが多い中、“おバカ一本”で通す丸山は異色の存在。丸山が確立した“おバカ炎上キャラ”(しかも元W杯金メダリストにして国民栄誉賞の受賞者)という新たなポジションが今後の芸能界に与える影響とは?

芸人も脅威? 炎上も恐れない丸山のアホ一本攻めの芸風

 丸山のおバカな言動を振り返ると、直近では『サンデージャポン』(TBS系)において、「サッカーW杯ロシア大会で日本代表はグループリーグ3戦全勝」の勝敗予想が外れたため、「お尻出します」という“珍公約”を実行。“下ネタ”絡みは丸山の得意とするところで、「(俳優・芸人・アスリートとの交際経験は)一応あります全員」、「元カレに8股かけられた」、「(劇団ひとりいわく「日本の俳優トップ10に余裕で入る」俳優と)1回4時間、ひと晩で4回」等々、数え上がればキリがない。

 その他、サッカー絡みでも「オフサイドのルールを知らず、ゴールポストに隠れてゴールを狙っていた」、「(イエローカードなどの)累積を病気の一種だと思っていた」などの信じられない発言もある。また一般人に対しても、SNSでエゴサーチをして自分に批判的なツイートを見つけるとリプライし、さらにそれを批判されると『いやいや。(エゴサーチは)ルーティーンだから』と返すなど、これではバラエティ番組に出てもしばらくは困らないだろうと感心してしまうほどの“ネタの宝庫”なのである。

 しかし、「なでしこジャパンで私が1番可愛い」、「私の顔面が82点なら、澤(穂希)さんは34点」などの“一線を超えた”発言はさすがにイジる側の芸人たちをもたじろがせ、ダウンタウンの松本人志は「丸山さんをテレビに出すのは危険」、明石家さんまは「アホ一本でよくここまでやってきたな」、麒麟の川島明は「何から処理したらいいのかもう手に負えない」などとコメント。もはや天然の領域を突き抜けた丸山の言動は、アスリート系タレントのみならず芸能界においても“脅威”とさえなっているようだ。

引退後のキャリアも重視、“文武両道化”のアスリート系タレント

 ただ、日本では古くからスポーツ選手(元も含む)=天然、いわゆる“おバカっぷり”をネタにする伝統があったことも事実。若いころからスポーツ一本やりの生活環境ゆえに一般常識が通じない(世間とズレた言動をする)という、現役時代の華々しさとのギャップが視聴者にウケていたのだ。

 実際、スーパースターの長嶋茂雄氏は「スポーツ選手=天然」のルーツとも言えるし、長男の長嶋一茂にもその傾向がある。サッカーの武田修宏や前園真聖、バレーボールの川合俊一もそうだし、ボクシング界にいたっては、古くはたこ八郎から輪島功一、ガッツ石松、具志堅用高など“人材の宝庫”だったのだ。

 一方、外国で実績を残しているスポーツ選手たちは、引退後のキャリアを考えて現役時代から新たな勉強を開始するというのは常識で、スポーツ選手は引退後も体を張って仕事をすればOK…とはいかないという風潮は日本にも上陸している。引退後に早稲田大大学院に進学した元プロ野球選手の桑田真澄氏や順大大学院に進学した元テニス選手の杉山愛氏、日本人で元プロサッカー選手として初めてFIFAマスター卒業生となった宮本恒靖氏(7月23日にガンバ大阪監督に就任発表)など、“インテリ元選手”は多数存在しており、メジャーリーガーのダルビッシュ有投手も引退後は大学院でスポーツマネジメントを学びたいと発言するなど、現役のアスリートが引退後のセカンドキャリアを考えて大学に進学したり、卒業する例は格段に多くなっている。サッカーの中田英寿氏や、先日のW杯でも活躍した本田圭佑選手なども、実業家への転身を考えていることが伝えられている。

他の芸能タレントを圧倒する“異質感”が需要につながっている

 そうしたスポーツ選手らしからぬ“インテリジェンス”を感じさせる元スポーツ選手が増える中、丸山の常軌を逸した“おバカ”キャラはかなり異質であり、“ジャンルが被る”鈴木奈々もあまりに丸山がぶっちゃけすぎるため、自分の中ではさすがにNGにしていたエピソードをひとつ暴露してしまったと明かしているほどだ。

 しかし逆に言えば、ひとつのことに邁進する“NGなし”の丸山の姿勢は、昔ながらの“スポ根”そのものであると言えなくもない。共演者にあげる駄菓子を用意していたり、前述の視聴者へのリプライなど、丸山はできることを精一杯にやり、身ひとつで勝負している潔さよさがあり、そこがまた好感度にもつながっているのではないか。

 とは言え、いまだ「自己アピールしすぎる」、「スポーツの品格を落としている」などの批判もあるようだが、もはや視聴者も“バカ負け”している状況。実は視聴者にしても、普段あまり知られることのないアスリートたちの“裏側”を覗いてみたいという欲望があるのかもしれない。丸山は相変わらずテレビ番組に出演し続けているし、例の「お尻出し」も『週刊現代』の袋とじグラビアを立派に飾り、W杯関連の番組にも当たり前に呼ばれるなど、しっかりと仕事に結びつけている。

 元スポーツ選手の大先輩・松岡修造が“熱血おバカ”なら、丸山はまだまだ未知数ながらも“おバカ熱血”として、今後は元スポーツ選手“以外”のタレントたちとも、バラエティ番組界におけるポジション争いが激化していきそうな気配である。

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