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【めちゃイケ・リレーインタビューVol.5】番組を彩った強烈な“バカ” 22年の歴史で変わったよゐこの「立ち位置」

 今年3月をもって22年の歴史に終止符を打つフジテレビ系バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(毎週土曜 後7:57)。数々の人気企画を生み出し、日本のバラエティー史に名を刻んだ人気番組の最後の花道を盛り上げるべく、ORICON NEWSではメンバー全員にインタビューを行い、リレー形式で毎週掲載していく。

 第5回に登場するのは、前身番組『とぶくすり』から番組を支えてきた濱口優と有野晋哉のコンビ・よゐこ。「ドッキリ企画」や「テスト企画」などで存在感を発揮し、ナインティナイン岡村隆史とともに番組を強烈にリードしてきた濱口。そして、濱口の“バカ”がバレることで自らのキャラも変化させていった有野。2人が今だから語る番組への思いとは。

メンバーが自然と写真を撮れるように、武田真治が考えた粋な“言い訳”

有野 22年の歴史でいろんな企画をやってきたけど、岡村くんから「番組が終了します」って伝えられた時が、一番驚きましたね。呼び出された時は、濱口の結婚が決まったことを伝えにきたんだと思って「相方の結婚を本人から直接じゃなくて、番組の企画として教えられるのか」って身構えていたから、余計にビックリしちゃって。いつもは寝る時に携帯を消音にしていたんですけど、あの日は深夜に電話で呼び出しがあったから、それ以降は携帯の音が鳴るようにしています(笑)。番組終了までは続けますが、番組が終わっても油断できないのが『めちゃイケ』だからなぁ(笑)。
  • めちゃイケ初期の頃のよゐこの2人

    めちゃイケ初期の頃のよゐこの2人

濱口 終了が決まってからの収録では、たまに加藤(浩次)さんが「あと何回かな」とか「これから雛形(あきこ)と会うのかな」みたいなことをポツポツ言うくらいで、湿っぽい感じはないですね。全員が目の前の収録に全力で臨んでいますが、たまに「最後だからセットのここを壊しちゃおうか」って言うことはあるかな(笑)。当事者よりも周りの人が意識してくれているみたいで、他の番組のスタッフさんから「もうすぐ終わりますね」って声をかけられることが多いですね。

有野 でも、収録の合間に写真を撮ることは増えたかな。普通に写真を撮るっていうのは照れくさいから、武田(真治)くんが「最新のカメラを買ったから」って持ってきて、みんなが「なにそれ?」って興味を持って集まって写真を撮って、写真を見てゲラゲラ笑っています(笑)。みんなの性格を知っている武田くんが、自然に写真を撮れる“言い訳”を考えてくれたんでしょうね。

濱口 最近は小さいころに『めちゃイケ』を見て、バラエティーに憧れてテレビの世界に入ってきたっていうスタッフさんが増えてきて。うれしい反面、すごく長くやってきたんだなぁと感じています。20年以上なので、『めちゃイケ』は僕らの人生の一部ですよね。でも、終わったことを実感するのはもっと先になるのかな。これまでも長く続いた番組が終わることを体験していますが、最終回が来てもまだ収録がある感覚が続いていて、数ヶ月くらい経って落ち着いた時に実感するんです。だから『めちゃイケ』もしばらく経って「そういえば、火曜と水曜なのに収録がないぞ」って気づいた時に、「あぁ、本当に終わったんだ」って感じるのかなと思います。

バレたくなかった濱口の“おバカ” 発覚してからはコンビの役割にも変化が…

――番組総合演出の片岡飛鳥氏は、以前に雑誌のインタビューで「番組が始まってから印象が一番変わったのは、よゐこの2人だ」と語っていた。『めちゃイケ』の企画で、濱口の“おバカ”が明らかになり、有野も立ち位置も変えざるを得なくなっていったためだ。その企画とは、大掛かりなものから細かいものまで何度も仕掛けられ、その仕掛けが徐々に雑になっていくのに、濱口がまったく気づかないまま何度もだまされる「ドッキリ企画」。そして、濱口の信じられない思考回路が次々と明るみになり、順位によって明確に“おバカ”が認定されてしまった「テスト企画」の2つだ。

有野 濱口のバカはバレたくなかったですよ、ずっと隠していましたから(笑)。でも、初めてのテスト企画の時、テストが終わって採点を待っている間に僕だけ監督に呼ばれて、濱口の回答を見せられて「アイツはマジでこれを書いているの? ボケなの?」って聞かれたので、「本気で書いています」って言ったら「ウソ!?」って驚かれて(笑)。それで、濱口のバカ回答をメインにするために急きょ番組の構成が変わったので、初回のテスト企画の収録はすごく長かったんですよ。

濱口 僕は「まさか、自分がバカになるはずがない」って思っていましたから(笑)。何度もテスト企画をやって、何度もバカになってきましたけど、テスト企画は嫌じゃなかったんです。今度こそビリを脱却するぞっていう気持ちで挑むし、問題を解いている時は一切迷いがないからいつも最初に終わるし、終わった直後はめっちゃ自信がある。でも、いつも必ずビリになってしまうんです(笑)。

有野 濱口のバカがバレたことで、コンビでの役割も変わっていきましたね。それまではシュールなコントが売りのコンビで、バラエティーでは僕が自由に振る舞うという感じだったのに、そこからは僕がちょっとしっかり者にならざるを得なくなって、変な役割になりました。

濱口 ドッキリもたくさん仕掛けられましたね。ネタバレの時のガッカリ感が一番大きかったのは、やっぱり「スターウォーズ」かな(※)。もう18年も前なのですが、今でもいろんな人から「覚えています」って言われます。
(※2000年1月放送。禁止されていた合コンにこっそり参加する濱口への罰として、髪型を丸刈りにするために『スターウォーズ・エピソード2』への出演が決まったと信じ込ませた、番組史上最大規模の壮大なドッキリ)

有野 スターウォーズに出たかったよなぁ(笑)。ドッキリは回を重ねるごとに期間が長くなっていきましたよね。あるドッキリで、女の子がブリーフを履いて接客する「ブリーフパブ」っていう架空のお店を作って、濱口をそこで楽しませるっていう仕掛けがあったんです。そこに行った1週間後にネタバラシだったんですけど、濱口はよっぽどブリーフパブが気に入ったみたいで、ネタバラシ前に他の番組のスタッフを誘って行こうとしたから、『めちゃイケ』のスタッフが「ばれる!」って焦ったみたいです(笑)。濱口がだまされる絶妙なツボをつくのが上手なんですよね。

最終回までに期待するのは、復帰したあの人の活躍 シンクロをもう一度!?

――このリレーインタビューの第1回で、岡村隆史は番組内で自身の結婚報告ができなかったことが心残りと明かしたが、同じく独身の濱口については「彼女がいるのでもしかして最終回までに発表するかもしれない」と語っていた。それについて本人に聞いてみると……。

濱口 もう間に合わないでしょ(笑)。可能性もゼロではなかったけど、「最終回までに結婚報告か」みたいなことを言われて、外堀を埋められているので、それを避けるようにしています。『めちゃイケ』も“あまのじゃく”だから、「みんながそう言っているなら、ウチはやらないよ」というスタンスだと思いますよ。最近だと普通に言われすぎていて、番組で言うと滑っているみたいな空気になりますもん(笑)。

有野 岡村くんは「結婚前には2年の同せいが必要」って言っているから、絶対に間に合わないしね(笑)。

濱口 個人的には、最終回までに「シンクロナイズドテイスティング」で山さん(極楽とんぼ・山本圭壱)と日本代表チームで一緒に出たかったんですよ。でも、この前のシンクロでは「山本共和国」として出ていて一緒のチームになれなかったので、それが心残りですね。シンクロはもう最後って言っていましたけど、もう一回やってもらいましょ(笑)。

有野 僕はずっと昔にやっていた「山本劇団」(※)をまた見たいです。裏番組が野球とか強い時に毎回やっていた企画で、ずっとゲラゲラ笑っていましたね。
(※山本圭壱が大量のダンサーと見事にダンスをキメる企画。回を重ねるごとに劇団の規模も実力も成長していった)
◆濱口優(はまぐち・まさる)1972年1月29日生まれ、大阪府出身。高校の同級生だった有野晋哉と1990年によゐこを結成。「無人島0円生活」で魚を捕まえた時の「獲ったど〜!」という叫び声がトレードマーク。『めちゃイケ』初期には、丸刈りにされたり、番組初の生放送で合コンを中継されたり、元カノと対面するなどの「ドッキリ企画」、中期以降は圧倒的な“バカ”っぷりで、想像を超えるおもしろ回答を連発した「テスト企画」などで大いに盛り上げた。

◆有野晋哉(ありの・しんや)1972年2月25日生まれ、大阪府出身。高校の同級生だった濱口優と1990年によゐこを結成。趣味のゲームを生かした番組『ゲームセンターCX』のキャラクター「有野課長」の知名度は海を超え、米・ニューヨークのゲームショップのスタッフもファンになるほど。2005年に加藤浩次夫妻の媒酌により結婚式を挙げている。

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