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吉岡里帆「何回折れても立ち上がる」! 癒し系ブレイク女優の骨太な心意気

何回折れても、立ち上がる、それが私の女優人生

――吉岡さんは、常に高い目標を設定しているんですか?
吉岡里帆 実は自分の将来のことって、私自身も見えていないんです。意識的に、あまり先のことを決めないで前に進んでいるという感覚があります。「昨日の自分よりもっといい自分」という瞬間を、刹那的に生きていきたいという思いが強いです。

――そういう生き方って怖くないですか?
吉岡里帆 毎日挑戦だと思うと怖いです。でもやることが全部うまくいくわけではないので、失敗を含めて人生として意味があると思っています。何回折れても、立ち上がって繰り返していくうちに、いろいろな経験が積めると思うんです。そしてそのことが役の幅を広げることにもつながる。それが私の女優人生だと思います。

――これまで折れてしまった経験はありますか?
吉岡里帆 実際は折れているのもしれませんが、「折れたら失礼」という気持ちが強いのか、自分ではまだ折れていないと思っています。もちろん悲しいことや、身体が持たないなと思うことはありますが、この仕事って、私以上にがんばっている人がたくさんいます。そう考えると折れてはいられないです。

――限界を設けないことってシビアではないですか?
吉岡里帆 私は人の思い込む力を信じているんです。もしかしたら何もできない普通の一人の女性かもしれませんが、「自分は必ずやり遂げるんだ」って言い聞かせることで、奇跡的なことが生まれたりする。だから厳しいけれど、人間の底力を自分のなかに見出したいと思っています。

人が自分をどう思うのかは、あまり意識していない

――お話を聞いていると、かなり負けん気が強いのかな、と。
吉岡里帆 そういうパブリックイメージはあると思います。役柄もエキセントリックでアクが強いキャラクターが多いので。外でも自分を追い込むために「まだまだいけます」とか「ぜんぜん大丈夫」って言っていますからね(笑)。もちろん自信がなくてドキドキ怖いこともたくさんあるのですが、前向きに取り組めば、やりたいと思っている仕事も舞い込んでくると思っています。

――強いパブリックイメージを持たれることはどうお考えですか?
吉岡里帆 人が自分をどう思うのかは、あまり意識していません。いろいろな人がいるので、その人が思うイメージが正解だし、いろいろな意見があるのが普通。全部受け入れます。

――最後に、猫好きはもちろんですが、ネコにあまり触れたことがない人へ。どんなところに注目したらいいか教えてください。
吉岡里帆 猫を飼ったことがない人でも、岩合さんが撮られた野生の猫たちの姿って、どうしようもないぐらい愛くるしく、ちゃんとそこで一生懸命過ごしていることが伝わると思います。猫には心癒されるパワーがあるので、ぜひ観ていただきたいですね。
(写真:草刈雅之 文:磯部正和)

『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』

出演:岩合光昭
語り:吉岡里帆
10月21日(土)公開
【公式サイト】(外部サイト)

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