(更新:)
ORICON NEWS
2017年 上半期ブレイク女優ランキング
『カルテット』の“怪演”が好評価、涙ぐましい苦労話も話題に
いきなり登場したかのような彼女だが、実はかなりの“苦労人”として知られている。京都の太秦に生まれ、映画や歌舞伎、日本舞踊などの芸術文化に親しみながら育った彼女は、京都の大学で演劇をしながら、東京にある養成所のレッスンに深夜バスで通っていた。複数のバイトを掛け持ちしながら、5年間もその生活をしたという。事務所所属後も『あまちゃん』など、さまざまなオーディションで落選。だが、その経験を演技力に昇華することで、多彩な表情を魅せているのが、人気の秘訣だろう。そんな涙ぐましい努力が知られるようになり、10代からの支持は3位ながらも、人生の機微を知る20代〜40代で1位を記録した。
アンケートでの支持理由は「『カルテット』でのサイコパスのような演技がとても魅力的でした。CMでも最近よく観るのでブレイクを実感します」(愛知県/10代/女性)など老若男女問わず、その演技力を高評価。また、「CMのイメージが強かったが、ドラマでの脇役が光っており、7月から初の連ドラヒロイン役が決まって、今後の活躍にますます期待したいと思ったから」(千葉県/20代/女性)と、さらなる飛躍に期待する声も。7月期にはTOKIO・長瀬智也主演の『ごめん、愛してる』(TBS系)でヒロインを務め、他人のために自己犠牲もいとわない、純粋で愛情深い女性を演じきることで新たな一面を見せてくれそうだ。
清純イメージとは異なる、抜群の運動神経とサービス精神も人気のヒミツ
大学では運動科学科舞踊学専攻で、そのダンススキルを活かして、昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』では、郷ひろみが歌う「言えないよ」にダンサーとして参加。そのほか、映画のPRでバラエティーにも出演し、『しゃべくり007』(日本テレビ系)では“体力測定”を行うなど気さくな人柄をアピールしてきた。
ユーザーからは「民放のバラエティーなどでよく観るようになった。TBS『感謝祭』の赤坂ミニマラソンは印象的だった」(石川県/40代/男性)など、番宣でも100%全力を出し切るという同番組での印象は絶大。もちろん、女優としての名声も高まり「演技の幅が広がっている」(茨城県/10代/男性)など、多彩な役を演じたことで幅広い層から支持を獲得している。朝ドラ『まれ』(NHK総合)のヒロインを経験していることもあり、50代では1位を獲得した。
朝ドラヒロインにも決定! 下半期は永野芽郁を中心にまわる!?
その流れの中で必然ともいえる、2018年4月スタートの朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合)のヒロインにも決定。その起用理由について制作統括の勝田夏子氏は「メイクによって顔立ちが変わる。非常に多彩な顔を見せてくださる」と期待を寄せた。ローティーンの頃からファッション誌『ニコ☆プチ』『nicola』を経て、現在は『Seventeen』のモデルを務めている永野。それだけに、洋服に合わせて表情も変えて撮影するように、さまざまな役柄ごとに表情を変えて、役になりきる“カメレオン女優”ぶりが魅力のようだ。
主な支持理由としては、「まだお若いのに色々な役をこなされていて、特に『ピーチガール』では新たな役どころを演じられていて可愛かったから」(東京都/10代/女性)など少女漫画原作映画の出演で人気に。そのため、世代別ランキング10代では見事1位を飾っている。
今後のエンタメシーンを担う“逸材”が続々とランクイン!
7位の【平祐奈】は、映画『ReLIFE リライフ』で中川大志とW主演したほか、『キセキ -あの日のソビト-』など1年で8本もの映画に出演。彼女は、平愛梨の妹として知られ、バラエティー『もしもツアーズ』(フジテレビ系)を愛梨が2月に卒業して、4月から祐奈が週替りレギュラーになるという異例の“姉妹バトンタッチ”も話題に。「可愛いし、もっと売れっ子になる予感がする」(東京都/50代/男性)など、その無垢なキャラクターが愛されている。
8位の【中条あやみ】は、今年は映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』で話題をさらい、『覆面系ノイズ』が11月25日公開予定。全身ゴールドの衣装に身を包んだ『NTTドコモ dポイント・dカード』のCMでも人気に。「かわいい。CMでよく見かけた気がする」(鹿児島県/10代/女性)など、特に同年代女性からの支持が高かった。
さまざまな苦労が実を結び、大躍進となった吉岡里帆。主演級の女優たちを押し退けての1位は、まさに彼女の努力のたまもの。そして、女優業はもちろん、どんなシチュエーションでも全力を出し切る、2位の土屋太鳳の姿勢を鑑みてもわかるように、常にチャレンジ精神を忘れず、高い志を持つことが、飛躍を生む鍵となる。
【調査概要】
調査時期:2017年6月14日(水)〜6月20日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
調査時期:2017年6月14日(水)〜6月20日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
2017年 上半期ブレイク女優ランキング TOP10
吉岡里帆
- カルテットでのサイコパスのような演技が魅力的(愛知/10代・女性)
- カルテットの有朱役が衝撃的だった(奈良/30代・女性)
- CMやバラエティと露出が増えている気がする(東京/30代・男性)
1
土屋太鳳
- CMにドラマ、映画と引っ張りだこ(神奈川/30代・女性)
- ドラマや映画で主演も多くCMは毎日見る感じ(千葉/50代・女性)
- 『オールスター感謝祭』マラソンは印象的だった(石川/40代・男性)
2
永野芽郁
- 『ピーチガール』で新たな役を演じ可愛かった(東京/10代・女性)
- 一気に露出が増えよく見るようになった(愛知/20代・女性)
- UQCMで誰?と、その後よくテレビでみる(広島/30代・女性)
3