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ORICON NEWS
酒にまつわる本・映画・音楽
天龍源一郎のすさまじい飲みっぷりに憧れる
『天龍源一郎酒羅の如く』(2013年)
「日本プロレス界で“生ける伝説”と言われる天龍源一郎のお酒にまつわる伝説的(どちらかと言うと都市伝説に近い)なエピソードを集めた漫画。飲んで暴れて笑って飲んで。非常にアルコール度数の高い一冊になっており、読むだけで酔えます。天龍源一郎に限らずある時代を生き抜いてきた人間のスタイルのような、過去も現在も未来も笑い飛ばし、命を賭けるような豪快な飲みっぷりがいつかできるようになりたいです」
シンプルを極めたおしゃれなおつまみレシピ本
『バーの主人がこっそり教える味なつまみ』(2009年)
「銀座にあるバー、ロックフィッシュの店主、間口一就氏によるつまみレシピ集。大体のメニューが「切るだけ」「混ぜるだけ」「火にかけるだけ」と、これ以上ないほどにシンプルなのが良く、飲みながら作れてお酒が止まらなくなりそうです。シンプルでありながらアイデアが効いていて、酒好きがつい試してみたくなるような品ばかりです。アオサノリと卵黄の「のり玉」、揚げパンにグラニュー糖をまぶして凍らせる「冷し揚げコッペ」など、今までとは一味違った家飲みが出来る一冊」
「酔っ払い」とは何なのか!?を真面目に考える
『平成よっぱらい研究所 完全版』(2003年)
「人は一定量のアルコールを摂取すると「よっぱらい」になる。危険、何か吐く、出現した後は情報(証言や仲間内での伝説になったり)が出回るという点で「よっぱらい」は限りなくUMAに近い。そんな「よっぱらい」の生態を著者自身も「よっぱらい」になりつつ描き出したエッセー漫画。二ノ宮知子さんのファンはフィクションであってくれと思う内容かもしれません。この本を読んで身近に「よっぱらい」が出現した時は自分も速やかに「よっぱらい」になることが一番だと学びました」
異世界へ誘う、カクテルのような物語
『完本 酔郷譚』(2012年)
「倉橋由美子さんが亡くなる直前まで執筆していた連作短編『よもつひらさか往還』と『酔郷譚』を合本した一冊。主人公が、あるクラブのマスターがつくる不思議なカクテルを飲み、異世界(酔郷)を巡る綺譚集です。随所にみられる古典文学の引用から窺い知る知識量。磨き抜かれた文章。異界を描き出す想像力。この小説自体が魔性のカクテルのように、読み進めていくうちに、読者もふっと浮世離れしてしまいそうになる魅力と魔力をもっています」
リーディングスタイル株式会社
BOWLららぽーと海老名店
書籍担当 岡本 草太さん
小田急線・相鉄線・JR相模線の海老名駅直結の好アクセスの書店。店舗公式Twitterで毎日オススメの本を紹介する【本日の一冊】が好評。また、随時本好きによる本好きのためのオリジナルフェアも展開している。
<リーディングスタイル株式会社>
スタッフが一点一点こだわってセレクトした、大人の知的好奇心を刺激する書籍と遊び心を刺激する雑貨を揃え、店内の書籍を試読できるカフェも併設するライフスタイル提案型のブックカフェを展開する「リーディングスタイル」。「マルノウチリーディングスタイル」はその旗艦店として東京・丸の内の商業施設「KITTE」4Fに出店。365日それぞれに推薦書物を展開する「バースデー文庫」などの企画は全国的にも話題になった。リーディングスタイルプロジェクトとして「solid&liquid TENJIN」「solid&liquid COMICOMI STUDIO MACHIDA」「スタンダードブックストアあべの」「BOWL 富士見/海老名」なども展開する。
http://www.readingstyle.co.jp/