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ORICON NEWS
酒にまつわる本・映画・音楽
プレミアムビールと良質J-POPをがんばった自分へのご褒美に
サニーデイ・サービス『DANCE TO YOU』(2016年)
「大人に聴いてほしい極上にメロウでポップな良質J−POP。誇張なしで個人的にここ数年の国内のシーンの中で一番の傑作ではないかと思っている、サニーデイ・サービスの最新アルバム。ディスコ・ビートとファンキーなベース・ライン、魅惑的なサイケデリアを作り出すギター・カッティング…時間感覚がなくなるような最高に心地良い浮遊感が全体に漂い気持ちよく酔えそうです。週末仕事の後に自分へのご褒美としてプレミアムなビールを飲みながらどうぞ」
良い日本酒と同じイマジネーションを覚える新感覚ジャズ・トリオ
GO GO PENGUIN『マン・メイド・オブジェクト』(2016年)
「音楽に凛とした雰囲気が漂う新感覚のジャズ・トリオ「GO GO PENGUIN」。ポストロックやエレクトロニカ的な趣向をアコースティック楽器で表現しています。その世界観は、精魂込められた日本酒を呑んだときに感じる、美しく豊かな味わいと広がるイマジネーションに近いものがあります。2016年に名門ジャズレーベルBLUENOTEから世界デビューしたUKの注目トリオです。いわゆるジャズという感覚よりもポップな楽曲ですので普段ジャズを聴かない方にも触れやすいと思います」
甘美で心地よいR&Bはワインのお供にぴったり
KING『We Are KING』(2016年)
「プリンスのオファーで前座を務め、エリカ・バドゥに「こんな音楽聞いたことない」と絶賛されたロサンゼルスの女性3人組、キング(KING)の待望のデビュー作。既にロバート・グラスパー・エクスペリメントの『Black Radio』への参加等で高い評価を得ていましたが、フルアルバムとして今年発表されたこの作品は各メディアでさらに絶賛を集める注目の一枚です。ジャケットのイメージそのままの温暖で色彩豊かな南国の楽園を思わせる、甘美で心地良いR&B作品で、ゆったりとしたメロウな雰囲気がワインを飲むシーンにマッチしそう」
“お酒”“音楽”というテーマでまず頭に浮かぶのはこの1枚
HANK MOBLEY 『WORK OUT』(1962年)
「ハンク・モブレーというと『ディッピン』のイメージがありますが、是非この一枚を。ジャケットの雰囲気が物語る世界観。『WORK OUT』は、テナーサックスの名手ハンク・モブレーがBLUENOTEで1961年に吹き込んだハード・バップ作。スリリングなジャズアルバムで、内容もジャケットと同じくらいカッコ良いです。仕事を終えたあとに、一人でウィスキーを片手にこの一枚を聴いたら、お酒も音楽も人生が味わい深くなるような気がします」
タワーレコード札幌ピヴォ店
清水 真広さん (Twitter @TOWER_SapporoPv)
過去には渋谷店など都内ショップにて幅広いジャンルを担当。9月より同店にて勤務。
http://tower.jp/store/hokkaido/SapporoPivot
information
1996年に札幌のファッションビル“ピヴォ”にオープンして以降、最新の音楽情報を発信してきたタワーレコード札幌ピヴォ店。11月17日には、上のフロア(5F)に北海道初出店となる“TOWER RECORDS CAFE 札幌ピヴォ店”をオープン。音楽のある時間をCDショップ、カフェの両店で演出する。
http://tower.jp/store/hokkaido/TRC_Sapporo_Pivot
<推薦作品の紹介はこちら>
サニーデイ・サービス『DANCE TO YOU』
GO GO PENGUIN『マン・メイド・オブジェクト』
KING『Wee Are KING』
HANK MOBLEY 『WORK OUT』