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松本人志、監督として国内で初めてファンと直接対話 白熱1時間

 お笑いコンビ・ダウンタウン松本人志が18日、東京・丸の内ピカデリーでの第3回監督作品『さや侍』の上映後に観客との直接対話(ティーチイン)に臨んだ。前作『しんぼる』で韓国・釜山国際映画祭に参加した際に、現地の観客との質疑応答はあったが、国内では松本にとって初めての試みとなった。劇場には松本の熱心なファンも多く集まり、次々と質問の手が挙がり、予定の30分を、30分近く延長するほど、質疑応答が白熱。中でも同作の主人公と自身の相方・浜田雅功が重なって見えるという観客からの意見が、松本にとってはかなり意外だったようで、「そうか…、そういう見方もあるんだ。(浜田は)“さや芸人”だからですからね」とボソリ。「ダウンタウンは浜田がいなかったら売れなかったことは事実」などと、相方に対する思いも率直に語った。

映画『さや侍』ティーチイン舞台あいさつに出席した松本人志監督 (C)ORICON DD inc. 

映画『さや侍』ティーチイン舞台あいさつに出席した松本人志監督 (C)ORICON DD inc. 

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 ある男性客から「松本の“笑い”に対する天賦の才は諸刃の剣ではないか」、「漫才には浜田という歯止めになる“さや”がいるが、映画作りには“さや”がいないことに不安はなかったのか」と質問された松本は「誤解を生むとあれなんですが…」と前置きした上で、次のように語った。

 「浜田というか、ツッコミを例えるなら“警察”なんですよ。警察は必要だけど、本当は警察が必要ない世の中のほうが平和。そういう感情があって、みんなの笑いのレベルが高ければツッコミはいらない。ボケだけで成立する。そこのジレンマを感じている。ツッコミがいることで助かっているんですけど、本当のこと言うとボケだけでやっていけたら、すごく嬉しい」。松本が監督を務めたこれまでの作品についても、観ている側がうまく突っ込めれば面白くなるといった考え方を示し、「誰かのツッコミがないと笑いどころがわからないという現実があって、ジレンマを感じている」と話した。

 その一方で、「エンドロールに『うどん鼻すすり指導 ほっしゃん』のクレジットが出ると笑いが起きる。そんなところで笑わせる狙いはまったくないのに。人が笑うメカニズムって本当にわからない。笑いをコントロールできない」と“笑い”の難しさにももどかしさを感じている様子で、「生まれ変わったら、笑う側にいたい」とボヤきも出た。

 また、うっすらと涙を浮かべながら「ジャンルは関係なく、才能がある人間が認められない」と理不尽さへの憤りをあらわにし、「ハリウッドで『大日本人』のリメイクが決まり、浮かれていると誤解されていそうだから言うと、主人公の大佐藤が日本のために一人で一生懸命やっているのに全然、日本人からは応援されず、最終的に手を差し伸べたのはスーパージャスティスといういわば“ハリウッド”。なんだか、皮肉だな」と話していた。

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  • 映画『さや侍』ティーチイン舞台あいさつに出席した熊田聖亜 (C)ORICON DD inc. 

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