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大河『平清盛』は源頼朝視点? プロデューサーが構想明かす

 平安末期の乱世を制し“武家時代”を切り拓いた男を象徴するように、松山ケンイチ主演の2012年NHK大河ドラマ『平清盛』に中井貴一玉木宏、松田翔太、藤木直人といった主役級が名を連ねた。松山に続く男性キャスト14名を新たに発表した磯智明チーフプロデューサーは「大河ドラマの原点となるドラマを目指す」と鼻息荒く展望を語る。演者は未定ながら源頼朝を“語り”に据えるといい「頼朝世代から話が入っていくこともある。頼朝視点というのも選択肢の一つ。なので、平家の滅亡は一つの着地点になる」と構想を明かした。

 瀬戸内海の海賊を束ね、やがて武士の王、そして日本の覇者となる“松山清盛”の生涯を取り巻く人々に個性的な面々が集った。昨年11月に行われた主演発表会見で、松山がアドバイスを求めた人物として挙げた中井が、清盛の父・忠盛役だ。磯プロデューサーは「もちろん、そのいきさつもありますし、中井さんがやった初の大河『武田信玄』で山本勘助を演じた西田敏行さんが支えたように、松山さんが一番芝居をして安心感がある人がやってくれたらと思っていた」と、中井を踏まえた全体的なキャスティングの狙いを明かす。

 清盛の親友にして終生のライバル・源義朝役には、大河3回出演の経験の玉木を迎え「松山くんがドンとぶつかっていく」兄貴分的な役割に期待。藤木演じる歌人・西行もキーパーソンに挙げ「ハンサムで武芸も達者で、歌も詠めるエリートとして将来有望な人間が、挫折によって出家してお坊さんになるというギャップは、共感を持ってもらえるのかな」。

 清盛の前に立ちはだかる、もう一人の重要人物・後白河天皇を演じるのは松田。磯プロデューサーは「天皇家の品を感じられる人を…と思い、お願いしたら、松田さんも松山さんと“ガチで1回やってみたい”思いがあったよう」とニンマリ。「『DEATH NOTE』(松山出演)対『ライアーゲーム』(松田出演)みたいな感じで、面白い芝居になると思う」と“心理戦”の展開にも期待を込めており、清盛と王家の長い戦いは、大きなうねりを生み出しそうだ。

 物語の終盤は「清盛が死ぬところと平家のその後を描くと思う」。貴族政治を変革することに努める清盛の「どんな誠実な人間でも駆け引きをしなくちゃならなくなるので、ブラックな面も出てくる。キレイごとじゃなく、面白く描いていきたい」と、アンチヒーローとして描かれた『平家物語』での人間くさい部分も引き出す構えだ。

 気になる女性キャストや、語り手として明かされた頼朝の配役は後日発表予定だが「頼朝は、時間軸を越えて早めに出てくることもある」と、さまざまな可能性を含ませ「ドラマの底力をみせます」と気合たっぷりに語っていた。

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