女優の鈴木京香が今年5月、東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演される蜷川幸雄演出『井上ひさし追悼ファイナル Bunkamuraシリーズ たいこどんどん』に出演することが15日、わかった。鈴木が舞台に立つのは、2000年の劇団・野田地図の時代劇『カノン』以来、実に11年ぶりとなり蜷川作品には初参戦。主演は同じく初参加となる歌舞伎役者・中村橋之助と、同作で3度目の出演となる俳優・古田新太の男2人。そのほか常連組の嵯川哲朗ら共演者とともに、昨年4月に他界した故・井上ひさしさんの追悼ファイナル公演を盛り上げる。
井上さんが1975年に手掛け、以後はさまざまな劇団により舞台にかけられてきた同戯曲。時は幕末、タイトル通り“幇間(たいこもち)”を題材に、江戸で指折りの薬種問屋の跡取り息子・清之介(中村)が幇間の桃八(古田)を連れて、品川にいる目当ての遊女・袖ヶ浦(鈴木)に会いに行くも、道中さまざまなトラブルに巻き込まれるという男2人の珍道中を描いた快作だ。
蜷川が井上さんの戯曲を手掛けるのは、俳優・唐沢寿明と藤原竜也を起用した05年の『天保十二年のシェイクスピア』以来、同作で5度目。常にエネルギッシュな作品を世に送り出してきた蜷川と、初タッグとなる中村、鈴木の化学反応は見所の1つであり、蜷川作品に2度目の登場となる元バレーボール選手の大林素子、個性派俳優として異彩を放つ六平直政らさまざまな分野で活躍してきた共演者たちが舞台上でどのようにぶつかり合うのか? 幕が上がるまで予測不可能といえそうだ。
井上さんが1975年に手掛け、以後はさまざまな劇団により舞台にかけられてきた同戯曲。時は幕末、タイトル通り“幇間(たいこもち)”を題材に、江戸で指折りの薬種問屋の跡取り息子・清之介(中村)が幇間の桃八(古田)を連れて、品川にいる目当ての遊女・袖ヶ浦(鈴木)に会いに行くも、道中さまざまなトラブルに巻き込まれるという男2人の珍道中を描いた快作だ。
蜷川が井上さんの戯曲を手掛けるのは、俳優・唐沢寿明と藤原竜也を起用した05年の『天保十二年のシェイクスピア』以来、同作で5度目。常にエネルギッシュな作品を世に送り出してきた蜷川と、初タッグとなる中村、鈴木の化学反応は見所の1つであり、蜷川作品に2度目の登場となる元バレーボール選手の大林素子、個性派俳優として異彩を放つ六平直政らさまざまな分野で活躍してきた共演者たちが舞台上でどのようにぶつかり合うのか? 幕が上がるまで予測不可能といえそうだ。
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2011/02/16