イタリアで開催中の「第81回ベネチア国際映画祭」で現地時間4日、コンペティション部門に選出されていた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称「ジョーカー2」)が公式上映された。現地には、主演のホアキン・フェニックス、共演のレディー・ガガ、トッド・フィリップス監督らが集結。ワールドプレミアとなった上映後は、観客からキャスト・監督に向けて12分間にわたるスタンディングオベーションと称賛の歓声が贈られた。なお、受賞作品の発表は、日本時間8日に行われる。 5年前の2019年、「第76回ベネチア国際映画祭」で最高賞の金獅子に輝いた『ジョーカー』。コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しい男が、悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれた。この映画は、興行的にも大成功を収め、「第92回アカデミー賞」では、作品賞、監督賞、脚色賞を含む最多11部門にノミネート。ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスが主演男優賞の栄冠を手に入れた。今回、上映された「ジョーカー2」は、『ジョーカー』の2年後を描いた続編にして完結編となる。