全国の映画館や興行場を束ねる「全国興行生活衛生同業組合連合会（以下、全興連」が、”映画館”で映画を観ることの魅力を伝え、映画館への来場促進を促す「映画館へ行こう！」キャンペーンが、本日（6日）よりスタート。このキャンペーン・キャラクターとして“シアッテ”がお披露目となった。全興連としては初めてのキャラクターとなる。

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　キャンペーン実施の背景には、2019年映画興行の動員数が1億9490万人（興行収入2620億円）だったのに比べ、21年は1億1480万人（興行収入1620億円）と、41％も減少。今年は、前年に比べるとヒット作が出てきてはいるものの、コロナの感染状況から密を避けるため、また長期間の自粛から、動画配信サービス（VOD）を始めとする映像視聴のスタイルの変化により、慢性的な集客減少傾向にある。

　特に映画館を支えてきたファミリーと年配の映画ファン、洋画ファン、また年数回の鑑賞のライト層が激減しているという状況を踏まえ、通常のマーケットを取り戻すために、まずはファミリー層を中心にできる限り早くリターンさせることを最大の課題とし、コンテンツに頼るだけでなく、映画館で映画を観る魅力を伝えるべく、キャンペーンを立ち上げることとなった。

　キャンペーンでは、「シアターの“シア”は、幸せの“シア”」を掲げ、どんな悩みがあっても、なんかモヤモヤすることがあっても、寂しい時も、悲しい時も、独りぼっちでも、映画館に行けば”幸せ”になれる、映画館を“誰もが幸せになれる場所”としてアピール。コロナ禍で人々が旅行や人混みへの外出を控えるなか、近くの公園や商業施設のように家族や友人たちと気軽に遊びに行ける、身近な場所であることを伝えていく。

　今回のキャンペーンをきっかけに誕生したキャラクターの「シアッテ」を通して、「はじめまして、シアッテです。シアッテの“シア”は、シアターの“シア”、シアッテの“シア”は、幸せの”シア”。シアッテにとって、映画館は最高の遊び場だから一緒に小さな幸せをみつけに映画館へ行こう」と、呼びかけていく。シアッテのPR動画は、本日から順次、全国の映画館で上映される。

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