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笠井信輔、がんになっても「悪いことばっかりじゃない」 息子の“おふくろの味”の卵焼き食べ

 フリーアナウンサーの笠井信輔(59)、茅原ますみ(58)夫妻が4日、都内で行われた映画『愛する人に伝える言葉』(7日公開)のトークイベントに登場。初の夫婦そろってのイベント参加となった。

がんになっても「悪いことばっかりじゃない」と語った笠井信輔 (C)ORICON NewS inc.

がんになっても「悪いことばっかりじゃない」と語った笠井信輔 (C)ORICON NewS inc.

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 笠井は、フリー転身直後の2019年12月に悪性リンパ腫を患った。ステージ4のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫だった。約4ヶ月半にわたって入院して、抗がん剤の治療を受けた。

『愛する人に伝える言葉』のトークイベントに登場した笠井信輔 (C)ORICON NewS inc.

『愛する人に伝える言葉』のトークイベントに登場した笠井信輔 (C)ORICON NewS inc.

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 コロナ禍で見舞いもなく「3ヶ月半、誰も来なかった。どれだけ孤独か。でも、制限はあるけど家族は、たまに来てくれる。助けになりました」と思い返す。クリスマスや正月も簡単ながらイベントをした。そんな中で、1番うれしかったのは“卵焼き”だった。

 「三男が焼いてきてくれた。この時は高校生で普段は料理なんかしない男なんだけど」と笑わせる。いつもと味が違ったそうで聞いたら「おばあちゃんのところに行って習ってきた。こういう時は、おふくろの味がいいだろ」と返ってきたことを明かし、笠井は「この時、がんになってうれしくはないけど、悪いことばっかりじゃないと思った」としみじみ口にしていた。

『愛する人に伝える言葉』のトークイベントに登場した(左から)笠井信輔、茅原ますみ (C)ORICON NewS inc.

『愛する人に伝える言葉』のトークイベントに登場した(左から)笠井信輔、茅原ますみ (C)ORICON NewS inc.

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 がんを宣告された主人公と母親が、限られた時間のなかで「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙していく過程を感動的に描く物語。主人公のバンジャマンをブノワ・マジメル、母のクリスタルをカトリーヌ・ドヌーヴが演じる。

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  • 『愛する人に伝える言葉』のトークイベントに登場した茅原ますみ (C)ORICON NewS inc.
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