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MIYAVI&原田眞人監督、流暢な英語で会見「国内のみのマーケットを意識してない」

 ギタリストで俳優のMIYAVI(40)、原田眞人監督(73)が6日、都内で行われた映画『ヘルドッグス』日本外国特派員協会記者会見に登場した。

映画『ヘルドッグス』日本外国特派員協会記者会見に出席した(左から)MIYAVI、原田眞人監督

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 同作は、腕っぷしひとつで関東最大のヤクザ組織「東鞘会」に潜入し、のし上がる元警官・兼高昭吾(岡田)と、心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在である室岡秀喜(坂口健太郎)がバディを組み、最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰めていくというストーリー。MIYAVIはヤクザ社会の若きカリスマ、東鞘会(とうしょうかい)の七代目会長・十朱義孝役を演じる。

 上映後の会場に登場したMIYAVI、原田監督の2人は、集まった人々に向けて流暢な英語であいさつ。『関ヶ原』でも会見に臨んでいた原田監督は、「新作を携えてまた皆様とお話できて光栄です」と本作を引っさげてFCCJの会場に帰って来られた喜びを語り、MIYAVIも「以前UNHCR親善大使としてここで会見に参加したことがありますが、今回俳優としてここに来られたことをうれしく思います。映画の中ではヤクザ組織のボスを演じていますが、本当のボスは隣にいる監督なので」とジョークで笑いを誘った。

 本作制作のいきさつを聞かれた原田監督は「10歳頃に潜入捜査官が登場するテレビシリーズを観て、その面白さが今回の源体験となっています。その作品では潜入捜査を担うキャラクターが、周囲とどう関係性を作っていくのかという部分に面白さを感じていました。今回、男たちのある種の愛情関係のような、三角関係のような要素も描きたいと思っていましたし、それをぜひ、岡田さんや坂口さん、MIYAVIさんに演じて欲しいと思っていたんです」と映画の制作秘話を披露した。

 MIYAVIは「世界的にも屈指の映画監督からのオファーだったので、こんなに光栄なことはない、と。ただ、僕は顔に傷がある訳でもないし、(役柄的に)体重を増やさないとだめかな?とか不安もあったんです。ただ、監督と話をして、世界観やビジョンをお伺いする機会があって。国内のみのマーケットを意識してないというチャレンジ精神や、新しいタイプのヤクザ映画を作りたいという印象に共鳴して、イエスと返事をしていました」と原田組初参加となった経緯を明かした。

 最後に、原田監督は「いろんな作り手がフィルム・ノワールを作ろうと企画案を出しますが、往々にして頓挫してしまうんです。この作品は、フィルム・ノワールの歴史を担うフランス、アメリカの観客にも観てもらえるようにと思って作りました。“ジャパニーズ・フィルム・ノワールです”」と本作を世界へ向けてアピール。MIYAVIも「新たな世界に挑もうとする監督のチャレンジャー精神に共鳴しました。ジャパニーズ・フィルム・ノワールであり、エンタメでもある、いろんな要素が組み込まれた作品なので、これまでにない新しい体験ができる作品になっていると思います」と自身をのぞかせ、記者会見は幕を閉じた。

 会見時、2人は英語の質問には常に英語で答え、時には英語で互いに会話し、笑い会いながら和やかな雰囲気で質疑応答に答える様子も。あまりに堪能な英語を披露する2人に、通訳を担当するスタッフが「今のは日本語でしたよね…?」と混乱する姿も見受けられ、グローバルな空気があふれる記者会見として盛り上がりを見せていた。

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