「第76回(2019年)ベネチア国際映画祭」オリゾンティ部門に正式出品されたアフガニスタン初のインディー映画『Hava,Maryam,Ayesha(原題)』が、『明日になれば〜アフガニスタン、女たちの決断〜』の邦題で、5月6日より東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開されることが決定。本作の監督・共同脚本のサハラ・カリミよりコメントが届いた。
アフガニスタン映画機構(Afghan Film)初の女性会長を務める新鋭、サハラ・カリミの長編監督デビュー作である本作には、アフガニスタンの首都カブールを舞台に、人生の岐路に立つ、異なる年齢、生活環境、社会背景の3人の女性が登場する。
義父母の面倒を見ながら家事に追われる孤独な妊婦・ハヴァ。高学歴でニュースキャスターをしているマリアムは、7年間浮気し続けた夫と離婚を決意するも、妊娠が発覚。18歳の少女アイーシャは、妊娠したと同時に姿を消した恋人がいながら、いとこのプロポーズを受け入れることに。人生の試練に直面する彼女たちが時を同じくして向かった場所とは……。
本作が制作されたのは2019年。その後、アフガニスタンはイスラム原理主義組織タリバンによって制圧される(21年8月)。カブール掌握後初の記者会見で、タリバンの報道担当幹部は、女性の権利は「シャリア(イスラム法)の枠組みの中」で尊重されると発表したが、政権は女性権利の向上に取り組む”女性問題省”を廃止した。アフガニスタンの女性たちにどんな影響があるのか、懸念は広がるばかりだ。
■監督・共同脚本 サハラ・カリミ コメント
伝統に縛られた社会での生活を変えようとしている同胞の女性たちについて語ることは、アフガニスタン出身の女性映画製作者としての私の使命です。アフガニスタンの多くの町や村を回り、ハヴァ、マリアム、アイーシャのような女性たちの実話を見つけました。ハヴァはアフガニスタンの主婦、マリアムは知的で学のある女性、アイーシャは中産階級のティーンエイジャーです。彼女たちは家父長制社会に屈服しないように努めています。彼女たちの選択は、あらかじめ決められた人生への抵抗です。私が目指したのは、何年も声を出すことができずにいたけれども、運命を変える覚悟ができた女性たちの人生について語ることです。
■プロフィール
1985年生まれ。イランのアフガニスタン難民二世。15歳の頃、2本のイラン映画に出演。これをきっかけにスロバキアで映画を学び始め、映画監督として博士号を取得。その後 30本以上の短編映画やドキュメンタリー映画を制作し、国際映画祭で多数の受賞実績を持つ。10年間、短編映画やドキュメンタリーを制作した後、カブールに戻る。制作したドキュメンタリー映画 2本が国際的成功を収め、ARTEFranceとBBCで放送。本作は、カリミ監督の長編処女作であり、アフガニスタンの女優を起用し全編カブールで撮影された。
『明日になれば〜アフガニスタン、女たちの決断〜』5月6日公開。タリバン支配下で、この映画よりも女性たちをとりまく状況は悪化していることが懸念されている (C)2019 Noori Pictures
本作が制作されたのは2019年。その後、アフガニスタンはイスラム原理主義組織タリバンによって制圧される(21年8月)。カブール掌握後初の記者会見で、タリバンの報道担当幹部は、女性の権利は「シャリア(イスラム法)の枠組みの中」で尊重されると発表したが、政権は女性権利の向上に取り組む”女性問題省”を廃止した。アフガニスタンの女性たちにどんな影響があるのか、懸念は広がるばかりだ。
■監督・共同脚本 サハラ・カリミ コメント
伝統に縛られた社会での生活を変えようとしている同胞の女性たちについて語ることは、アフガニスタン出身の女性映画製作者としての私の使命です。アフガニスタンの多くの町や村を回り、ハヴァ、マリアム、アイーシャのような女性たちの実話を見つけました。ハヴァはアフガニスタンの主婦、マリアムは知的で学のある女性、アイーシャは中産階級のティーンエイジャーです。彼女たちは家父長制社会に屈服しないように努めています。彼女たちの選択は、あらかじめ決められた人生への抵抗です。私が目指したのは、何年も声を出すことができずにいたけれども、運命を変える覚悟ができた女性たちの人生について語ることです。
■プロフィール
1985年生まれ。イランのアフガニスタン難民二世。15歳の頃、2本のイラン映画に出演。これをきっかけにスロバキアで映画を学び始め、映画監督として博士号を取得。その後 30本以上の短編映画やドキュメンタリー映画を制作し、国際映画祭で多数の受賞実績を持つ。10年間、短編映画やドキュメンタリーを制作した後、カブールに戻る。制作したドキュメンタリー映画 2本が国際的成功を収め、ARTEFranceとBBCで放送。本作は、カリミ監督の長編処女作であり、アフガニスタンの女優を起用し全編カブールで撮影された。
2022/03/20