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オードリー・ヘプバーン、ユニセフ親善大使就任記念日 孫のコメントが到着

 『ローマの休日』、『麗しのサブリナ』、『マイ・フェア・レディ』、『ティファニーで朝食を』などの銀幕女優オードリー・ヘプバーン。彼女は晩年、ユニセフの活動に捧げたことでも知られる。オードリーがユニセフ親善大使に就任した日を記念して、ドキュメンタリー映画『オードリー ・ヘプバーン』(5月6日公開)より新たな場面写真と、劇中でオードリー自身がユニセフの活動への思いを語ったことば、さらにオードリーの孫が寄せたコメントを紹介する。

晩年はユニセフ親善大使と精力的に活動した=ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(5月6日公開)(C)Trinity Mirror / Mirrorpix / Alamy Stock

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 1989年3月9日、ユニセフ親善大使就任したオードリー。以降、彼女はアフリカ、南米、アジアなど世界十数ヶ国をめぐり、子どもたち悲惨な状況を訴えるため、自らの名声を惜しみなく使い、ユニセフの広告塔として力を尽くした。オードリーがPRするたびに100万ドル以上の寄付がよせられ、彼女が活動した4年間で団体の規模は倍になったという。1992年の終わりにはアメリカ合衆国における文民への最高勲章である大統領自由勲章を授与された。しかし、この大統領自由勲章受勲から1ヶ月後の1993年1月20日、スイスの自宅でがんのために亡くなった。63歳だった。

 公開を控えるドキュメンタリー映画は、貴重なアーカイブ映像とともに、近親者による証言で、名声に隠された彼女の本当の姿を描こうとした、オードリーの長編ドキュメンタリー決定版。オードリーがユニセフ親善大使となったきかっけや、親善大使となった後に訪れた各国で感じたこと、活動に対する思いについても、本人の映像等で言及されている。

晩年はユニセフ親善大使と精力的に活動した=ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(5月6日公開)(C)John Isaac

晩年はユニセフ親善大使と精力的に活動した=ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(5月6日公開)(C)John Isaac

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 その中でもオードリーは、幼少期に第二次世界大戦の経験が今でも残っていると述べ、次のように語っている。

 「戦争が終わった時、私は重度の栄養失調だった。私の人生は、その頃の記憶で形作られている。あの苦しい時代が教えてくれた一番大切なことは、どんな悲惨な状況でも、人は助け合えるということ、悲惨であればあるほど互いが必要になるの。女優という仕事が私に特別なものをくれたとしたら、この“声”を残してくれたこと。今も私に興味を持つ人がいることを子供たちのために利用できる。“人道”とは人を幸福にすること。苦しみから救うこと。あきらめることは許されません。
お金と時間をかけて数百万人の子どもを救わねばならないのです」

晩年はユニセフ親善大使と精力的に活動した=ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(5月6日公開)(C)John Isaac

晩年はユニセフ親善大使と精力的に活動した=ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(5月6日公開)(C)John Isaac

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 コロナ禍の今、自身の生活すらままならないことが多い中、他者への献身的な姿、子どもたちを救いたいという強い信念を人生をかけて成就したオードリーの生き方は、これからの世界を生きる指針となるのではないだろうか。日本での劇場公開を手がける東北新社/STAR CAHNNEL MOVIESは、本作品の興行収入の一部を、オードリーの活動を今これからも支援し続けることを目的に、ユニセフへ寄付するとしている。

晩年はユニセフ親善大使と精力的に活動した=ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(5月6日公開)(C)John Isaac

晩年はユニセフ親善大使と精力的に活動した=ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(5月6日公開)(C)John Isaac

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 さらに、オードリー・ヘプバーンの孫、エマ・キャサリン・ヘプバーン・ファーラーのコメント(全文)を紹介。

 「この映画をご覧くださる日本のオードリーファンのみなさま、私にとってこの映画が持つ意味は、とても言葉では言い尽くせません。(監督の)ヘレナ・コーンは、二次元的にしか残っていないイメージの中だけの彼女を超えて、本当の『オードリー・ヘプバーン』を知る機会を与えてくれました。私は実際に彼女に会うことは叶わなかったので、この贈り物をくれたヘレナに心から感謝しています。オードリーの強さ、弱さ、情熱、痛み、愛し愛されたいという願い…、そのすべてに命が吹き込まれました。この経験をみなさんと共有できることは、かけがえのない喜びです。あなたとともに。」

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