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「デブ! ブス!」罵詈雑言にも負けず美麗に変身した美女「コスプレがきっかけで前向きな性格に」

 今や日本の文化のひとつとして定着しているコスプレだが、ただキャラクターの衣装を着ているだけではない。コスプレ活動に取り組んでいるレイヤーの中には、「コスプレに出会って人生が変わった」という人も少なくない。今回は、そんなエピソードを持つ2人のコスプレイヤーに、それぞれ転機となった出来事や、現在取り組んでいる活動などを聞いた。

兵庫のゆーちゃんぽんさん

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■“くそデブ”から劇的変化したTikToker、SNSでの活動が美意識向上のモチベーションに

 1人目は、コスプレやメイドカフェ店員などさまざまな経験を積み、現在はおもにTikTokで活動している、兵庫のゆーちゃんぽんさん。昨年は、あか抜けていなかった中学生時代から、美意識が向上した現在に至るまでの写真を並べてTwitterに投稿し、その変貌ぶりで多くのフォロワーを驚かせていた。過去の自分を「くそデブ」と称すなど、自身の容姿に対して嫌悪感を抱いていたようだ。

 「中学生時代は、人生でいちばん自分のことを嫌いな時期でした。腫れぼったい目や、ホクロが多い肌…歯並びが気になって、うまく笑えなかったりもしました。可愛い友達と一緒に写真を撮ったりするたびに、“なんで私はこんなにブサイクなんやろ”と悩んでいましたね」。

 そんな彼女が美意識に目覚めたのは、高校に入学してから。とくに、趣味でコスプレを始めたことが大きく影響しているという。「その頃から眉毛を整えたり、並行二重を作ったりと、普段の生活でもおしゃれに気を遣うようになって。自分なりに“少しはかわいくなったんじゃないかな?” と思えるようになりました」。

 その後、メイドカフェでアルバイトをするようになったことも、精神面でプラスになったようで、「容姿についてお客さまから褒めてもらえることもあって、それが自信に繋がりました」と話す。こうして前向きな性格になったゆーちゃんぽんさんは、新たな活動にも積極的に挑戦するようになり、現在もっとも力を入れて取り組んでいるのがTikTokだという。もともと発信することが好きで、歌ってみたや、踊ってみた、イラスト、ライブ参戦ブログなどを、定期的にコンテンツを投稿している。

 「アップした動画に『かわいい!』とか『ダンスがうまい』といったコメントが来たり、美容についての質問が届くたびに「もっとかわいくならなきゃ!」という気持ちになるんです。それが私自身のモチベーションにもなっているので、これからももっと精力的に活動していきたいです」。

■男子からの“デブ、ブス”という言葉に奮起「絶対に“かわいい”と言わせてやる」

空夏あざらしさん

空夏あざらしさん

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 続いて紹介するのは、空夏あざらしさん。彼女もまた、昨年、小学生時代から現在までの写真を並べて投稿していた女子高生コスプレイヤーだ。あか抜けていなかった中学生時代には、男子から「デブ、ブス」と陰口を言われたこともあったそうだが、現在では一転して、美麗なコスプレ写真を多数投稿している。

 そんな空夏あざらしさんがコスプレを始めたのは2020年からだそう。「本格的にコスプレ活動に取り組むようになったのは中学3年生からです。外出自粛の期間中の息抜きで“宅コス”をやってみたところ、楽しすぎて、一気にハマってしまいました」。それ以来、日々研究を重ねてメイクの技術を向上させたという。

 「当時はまだ中学生だったというのもあるんですけど、メイクが本当に下手で…。評判のいいメイク用品を買ってきては、誰に見せるでもなく、ひたすら家でメイクの練習をしてレベルアップしていきました。奥二重のまぶたもコンプレックスだったので、中学3年生のときは毎朝、時間をかけて二重を作ってから登校していましたね」。

 ダイエットにも積極的に取り組んだそうで、減量にも成功している。「6kgの減量なので、数字だけを見ると大したことのないように思われるかもですが、顔の脂肪が減って鼻筋がスッとしたり、まぶたが薄くなったりしたので、メイクがしやすくなりました」。

 だが、そうした努力を続けているときも、学校では男子から「デブ、ブス」とからかわれ、精神的にきつかったこともあったという。「泣きながら寝たこともあったし、顔を見られたくない…という気持ちが強くなって。コロナ禍になる以前から、学校ではずっとマスクをつけていたんです」。

 こう語りながらも、メイクの練習やダイエットは欠かさずに続けた空夏あざらしさん。それと同時に“心が折れそうになったときの対処法”も編み出したそうで、最後にその内容を聞いてみた。

 「モチベーションが下がったときは、コスメ紹介やダイエット法などが載っている美容アプリを開いて、そこに載っているモデルさんたちを見ながら、“私も早くここまで辿り着きたい!”、“もっとがんばらないと!”という気持ちに切り換えていました。とにかく男子を見返したくて。“絶対にかわいいと思わせてやる!”という一心で、辛い時期を乗り越えました」。

取材・文=ソムタム田井
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