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鈴鹿央士『ドラゴン桜』を「超えていかなければ」 単独初主演の影に“綾野剛の金言”も

 TBS系ドラマ『ドラゴン桜』出演で知名度を飛躍させた俳優・鈴鹿央士(21)。現在公開中の映画『星空のむこうの国』で“単独初主演”を飾り、着実に俳優としてのキャリアを積んでいる。このほどORICON NEWSのインタビューに応じ、今作への思いを語ってくれた。

映画『星空のむこうの国』で“単独初主演”を飾った鈴鹿央士 (C)ORICON NewS inc.

映画『星空のむこうの国』で“単独初主演”を飾った鈴鹿央士 (C)ORICON NewS inc.

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 鈴鹿といえば、映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』にエキストラとして参加していたところ、広瀬すずの目に留まり、「第33回 MEN'S NON-NO 専属モデルオーディション」でグランプリを獲得。以降、メンズノンノの専属モデルとして活動をスタートし、『蜜蜂と遠雷』でスクリーンデビューを果たした。その後も実写版映画ドラマ・映画『ホリミヤ』でW主演を務め、『ドラゴン桜』での好演ぶりが話題になるなど、破竹の勢いで活躍を続けている。

 本作は1986年当時、自主制作映画界で活躍していた小中和哉監督の商業デビュー作で、映画ファンの間では「幻の映画」とも言われていた作品を、小中監督自身がセルフリメイク。『SFマガジン』2017年10月号「オールタイム・ベストSF映画総解説」に選出されるなど、再評価の機運が高まる中で再映画化が実現し、新たなキャストたちによる青春ラブストーリーを描く。

 劇中では、不思議な出会いから始まる物語を、令和版としてブラッシュアップし、爽やかに演じている。鈴鹿は「35年前のスタッフさんたちが集まり、その方たちの作品に対する愛情がひしひしと伝わってきました。その姿を見てより『頑張らなきゃ』という思いは強くなりましたね」と振り返る。

 初となる“単独主演”という大役。クランクイン前には、『MIU404』で共演した綾野剛に「『主演ってどうすればいいのか?』というのを相談したんです」といい、綾野から「人それぞれの主演があって“央士らしい主演”もある。そのままでいいと思うよ」とアドバイスを受けた。

 その言葉のおかげで「すごく気が楽になりました」とリラックスした表情で話した鈴鹿は「特別に気構えようとせず、皆さんと一緒に良いものを作ろうと、いつも通りの姿勢で現場に臨めました」と感謝の思いを口にした。

 鈴鹿が演じる天文部員の高校生・昭雄は、運命の人との“時空を超えた約束”を果たそうと奔走する役どころ。これまでのキャリアの中で「あまり作品として恋愛に触れる機会は多くなかった」と明かしつつ「改めて人を好きになることは難しいなと。すごく素直な気持ちで演じて、昭雄のようにピュアでいつづけることを意識しました」とほほ笑みながら役作り秘話に花を咲かせた。

 ある意味でピュアな昭雄とは、真逆の役どころを演じたのは『ドラゴン桜』で、東大合格を目指す藤井遼だ。阿部寛長澤まさみら、そうそうたる顔ぶれとの共演に「すごい貴重な経験でしたし、ドラマの反響もすごく大きかったです」とホクホク顔を浮かべる。

 しかし、いつまでも“ドラゴン桜の藤井”でいるわけにはいかない。今後の俳優人生の中で「ゆくゆくは、超えていかなければいけないですよね。本当に頑張らなきゃいけない」と言葉に力を込めると「僕は、人や作品との出会いには恵まれているタイプと思うので、それで補えていければ(笑)」と笑顔で抱負を語った。

 コロナ禍のなか、封切りを迎えた映画『星空のむこうの国』。「昭雄を演じて、男として少し成長することができたと思います」と話した鈴鹿は「映画館に行くにも勇気のいる状況ですけど、まずは気軽に観に行ってほしいですね。そして自由にいろんな感想を聞かせてほしいです」と呼びかけていた。

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  • 映画『星空のむこうの国』で“単独初主演”を飾った鈴鹿央士 (C)ORICON NewS inc.
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