世界に語り継がれてきた名作を、語り手が一人芝居で演じるNHK・Eテレの人気番組『おはなしのくに』が、放送開始から30周年を迎えた。この大きな節目に、「幸せとはなにか?」について考えさせられる特別なおはなし――「賢者の贈り物」(語り手:安藤サクラ)と「幸福の王子」(語り手:古川雄大)の2本をまとめて放送するスペシャルが23日(後7:25〜7:55)、放送される。番組では幸せにまつわる「本当にあったおはなし」もミニドキュメントで紹介する。
★「賢者のおくりもの」(作:オー・ヘンリー)
クリスマスを目前に控えた、ある貧しい夫婦の物語。貧しいながらも、お互いのことを思い、幸せに暮らしていたジムとデラ。しかしお互いにクリスマスプレゼントを贈る余裕はなかった。それでも何とか、愛する夫に贈りものをしたいと思ったデラは、自慢の艶やかな髪の毛を売って、プレゼントのためのお金を用立てた。そして、ジムが大切にしている金時計に似合うプラチナのチェーンを買った。ところが、デラのプレゼントを見てジムは表情をくもらせる。貧しい2人が聖夜に迎える結末とは?
【安藤サクラのコメント】
憧れのEテレ、さらに、昔から楽しく拝見している『おはなしのくに』に出演させていただだけることをとてもうれしく思い、わくわくしました。 子どもの頃、私自身、どんなことに夢中になりながらお話を楽しんでいたか、昔の五感の記憶をたどり、それらを大切にしました。“お話を伝える”というより、「この物語の世界を届けたい」と思って演じました。無限に広がる想像力のなか、子どもたち皆それぞれにいろいろな感じ方で楽しんでもらえたらいいなと思っています。
★「幸福の王子」(作:オスカー・ワイルド)
町の一角に立つ、若い王子の銅像。若くして亡くなり、銅像になって初めて自分の町を見渡していた。そこで目にしたのは、これまで知らなかった人々の悲しみや苦しみだった。王子は、そばで羽を休めていたツバメに、自分がまとっている装飾品の宝石や金箔を困っている人たちに届けてほしいと頼む。自由気ままなツバメは、はじめ応じようとしなかったが、王子の涙に同情し、一度だけならと協力することに。しかし一度だけだったはずの関わりは、ツバメの心を変化させる。王子の気持ちに共感し、寄り添うこととなったツバメ。しかし冬が訪れて…。
【古川雄大のコメント】
「幸福の王子」は、小さい頃に慣れ親しんだ絵本の中でも心に残っている作品なので、演じさせていただくことにとてもご縁を感じます。僕自身、若い頃は自分の幸せばかりを考えていましたが、物語から受け取った「与える幸せ」を、年齢を重ねたことで理解できるようになったと思います。物よりも、時間や思い出にお金をかけるようになってきて、幸せの価値観が変わってきました。
『おはなしのくに』では、物語に登場する全ての役を一人で演じます。「ツバメ」と「王子」は表情で違いを出せますが、声だけで演じ分ける「天の声」や「通りすがりの男」は、オーバーに読んだり、声のトーンを意識しました。また、多くのお子さまが見られると思うので、童話を伝承する気持ちで丁寧に演じています。衣装さんや照明さんなど、こだわりを持った頼もしいチームに助けていただきながら作った作品をぜひ見ていただきたいです。
★「賢者のおくりもの」(作:オー・ヘンリー)
クリスマスを目前に控えた、ある貧しい夫婦の物語。貧しいながらも、お互いのことを思い、幸せに暮らしていたジムとデラ。しかしお互いにクリスマスプレゼントを贈る余裕はなかった。それでも何とか、愛する夫に贈りものをしたいと思ったデラは、自慢の艶やかな髪の毛を売って、プレゼントのためのお金を用立てた。そして、ジムが大切にしている金時計に似合うプラチナのチェーンを買った。ところが、デラのプレゼントを見てジムは表情をくもらせる。貧しい2人が聖夜に迎える結末とは?
憧れのEテレ、さらに、昔から楽しく拝見している『おはなしのくに』に出演させていただだけることをとてもうれしく思い、わくわくしました。 子どもの頃、私自身、どんなことに夢中になりながらお話を楽しんでいたか、昔の五感の記憶をたどり、それらを大切にしました。“お話を伝える”というより、「この物語の世界を届けたい」と思って演じました。無限に広がる想像力のなか、子どもたち皆それぞれにいろいろな感じ方で楽しんでもらえたらいいなと思っています。
★「幸福の王子」(作:オスカー・ワイルド)
町の一角に立つ、若い王子の銅像。若くして亡くなり、銅像になって初めて自分の町を見渡していた。そこで目にしたのは、これまで知らなかった人々の悲しみや苦しみだった。王子は、そばで羽を休めていたツバメに、自分がまとっている装飾品の宝石や金箔を困っている人たちに届けてほしいと頼む。自由気ままなツバメは、はじめ応じようとしなかったが、王子の涙に同情し、一度だけならと協力することに。しかし一度だけだったはずの関わりは、ツバメの心を変化させる。王子の気持ちに共感し、寄り添うこととなったツバメ。しかし冬が訪れて…。
【古川雄大のコメント】
「幸福の王子」は、小さい頃に慣れ親しんだ絵本の中でも心に残っている作品なので、演じさせていただくことにとてもご縁を感じます。僕自身、若い頃は自分の幸せばかりを考えていましたが、物語から受け取った「与える幸せ」を、年齢を重ねたことで理解できるようになったと思います。物よりも、時間や思い出にお金をかけるようになってきて、幸せの価値観が変わってきました。
『おはなしのくに』では、物語に登場する全ての役を一人で演じます。「ツバメ」と「王子」は表情で違いを出せますが、声だけで演じ分ける「天の声」や「通りすがりの男」は、オーバーに読んだり、声のトーンを意識しました。また、多くのお子さまが見られると思うので、童話を伝承する気持ちで丁寧に演じています。衣装さんや照明さんなど、こだわりを持った頼もしいチームに助けていただきながら作った作品をぜひ見ていただきたいです。
2020/12/16