乃木坂46・山下美月の1st写真集『忘れられない人』が発売された。予約段階で重版がかかり、初版15万部。坂道シリーズのソロ1st写真集で最多となった。乃木坂46メンバーの写真集といえば、卒業を発表した白石麻衣の『パスポート』が2017年2月の発売以来、27度も増刷を重ねて売上は累計34.7万部と、驚異的な大ヒットになっている。他にも、生田絵梨花の『インターミッション』が29.9万部、齋藤飛鳥の『潮騒』が19.8万部など、「1万部を越えればヒット」と言われるアイドル写真集で完全に別次元。そして今回、3期生の山下美月が、乃木坂46をトップグループに導いた先輩たちを初版では越えた。彼女に続き、次代のエースへ頭角を現すメンバーは誰だろうか?
■山下美月に続き、3期生で際立っている与田祐希と久保史緒里
今の人気メンバーの強みは、『Ray』モデルも務めていた白石で顕著な通り、男性のみならず女性の支持も高いこと。さらにドラマなど個人の仕事でも活躍していれば、さらに強い。山下も『CanCam』モデルで、昨年はドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京)に主演。シリーズ前作で卒業生の西野七瀬が演じた主人公と正反対の悪女キャラクターで話題になった。
そうした要素も含め、3期生で際立っているのは与田祐希と久保史緒里だ。与田は2017年に18thシングル「逃げ水」で、大園桃子と共に初選抜にしてWセンターを務め、1st写真集『日向の温度』を発売と、同期の先陣を切ってきた。ドラマ『モブサイコ100』(テレビ東京)にもレギュラー出演し、『MAQUIA』モデルでもある。
昨年7月放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)では、白石、生田に続く密着取材を受け、“超田舎育ちののんびりアイドル”として紹介された。出身地の福岡県・志賀島は人口1600人ほどで、彼女の小学校の同級生はわずか3人。里帰りして、ペットの犬とヤギを連れて散歩する姿などが流れた。クールなパフォーマンスと普段のおっとりしたキャラクターのギャップが、魅力のひとつになっている。1st写真集発売から3年経ち、5月には20歳。2冊目では、より大人な顔も見られそうだ。
久保は宮城出身で、小3から中3まで、東北楽天ゴールデンイーグルスのチアガールをしていた。3期生のなかでいち早く、『Seventeen』でモデル活動をスタート。演技力にも定評があり、2018年には先輩の衛藤美彩(卒業)、伊藤純奈と共に舞台『三人姉妹』でメインキャスト。昨年はミュージカル『セーラームーン』で、主役のセーラームーン=月野うさぎを演じている。
“聖母”と呼ばれた卒業生の深川麻衣に似ていると言われ、人当たりが良くて誰からも好かれる一方、昨年の3・4期生ライブに際しては、同期と後輩をときに強く引っ張ったという。
■キレイ系で白石麻衣の後継者と目されるのは梅澤美波
キレイ系で白石の後継者と目されるのが梅澤美波。グループいち高い身長170cmで、スタイルは抜群。昨年4月から、『with』専属モデルとして誌面を飾っている。とくに『NOGIBINGO!8』(日本テレビ系)で“美脚御三家”に選ばれた長い脚は、『Girls Award』などで目を引いた。写真集を出すなら、美脚をたっぷりフィーチャーしてほしいところ。
3期生以上に注目度が高まっているのは、4期生の遠藤さくら。昨年9月発売の24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」で、初選抜にして単独センターに抜擢。『サッポロ一番カップスター』のCMにも、西野七瀬の後を継ぐ形で、白石、齋藤と共に出演している。加入時からビジュアルの良さで目を引きつつ、おとなしいタイプに見えたが、センターに立つと堂々としたパフォーマンスを見せた。小顔に均整の取れたスタイルで、専属ではないがファッション誌にもたびたび登場している。
坂道シリーズの他のグループに目を転じると、写真集を出せば確実に売れそうなのが、日向坂46の小坂菜緒だ。メジャーデビュー曲「キュン」から来月発売の「ソンナコトナイヨ」まで4作連続で、押しも押されぬセンター。中3で2期生オーディションを受けたときから、SHOWROOM審査で「圧倒的にかわいい」と話題になり、加入から1年も経たずに『Seventeen』モデルにも起用された。
現在17歳。放送中の日向坂46によるドラマ『DASADA』(日本テレビ系)では、主役を演じている。笑顔で「私って、かわいいじゃないですか」と繰り返す役にも嫌味がなく、実際にかわいさが溢れ出てファンを喜ばせている。
■写真集を出すタイミングが注目される坂道シリーズ中学生メンバー
2018年に行われた『坂道合同オーディション』では、より若い世代のエース候補が発掘された。欅坂46の山崎天と日向坂46の上村ひなのだ。山崎はグループ最年少14歳の中2。身長は164cmと高めで、当初から大物感を漂わせていた。お見立て会で「山崎天の天はちょうてんの天。欅坂46をアイドル界の頂点に導きます!」と堂々の発言。平手友梨奈も最年少でセンターを張り続けていたこともあり、次期センターに推す声も少なくない。
昨年10月の『欅って、書けない?』(テレビ東京)のハロウィン企画では、バンパイアのコスプレで男装を披露し、あまりのイケメンぶりでスタジオのメンバーと視聴者をザワつかせた。ツイッターでは“天ちゃん”がトレンド入りしている。
日向坂46に唯一の3期生として加入した上村は15歳の中3で、こちらもグループ最年少。金魚目の正統派美少女だが、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)などで“ひなのワールド”と呼ばれる独特な天然発言を連発。大喜利企画では、「若様(MCのオードリー若林)がスベったときに家で何と励まされたいか?」とのお題に、「元気田支店長」と謎めいたフリップを出して笑わせたりしている(「元気出して」のシャレだったようだが)。
2人とも年齢的に女子ウケは今後の課題ながら、数年後にグループを背負っているのは確実で、写真集を出すタイミングが注目される。
(文/斉藤貴志)
■山下美月に続き、3期生で際立っている与田祐希と久保史緒里
今の人気メンバーの強みは、『Ray』モデルも務めていた白石で顕著な通り、男性のみならず女性の支持も高いこと。さらにドラマなど個人の仕事でも活躍していれば、さらに強い。山下も『CanCam』モデルで、昨年はドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京)に主演。シリーズ前作で卒業生の西野七瀬が演じた主人公と正反対の悪女キャラクターで話題になった。
そうした要素も含め、3期生で際立っているのは与田祐希と久保史緒里だ。与田は2017年に18thシングル「逃げ水」で、大園桃子と共に初選抜にしてWセンターを務め、1st写真集『日向の温度』を発売と、同期の先陣を切ってきた。ドラマ『モブサイコ100』(テレビ東京)にもレギュラー出演し、『MAQUIA』モデルでもある。
昨年7月放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)では、白石、生田に続く密着取材を受け、“超田舎育ちののんびりアイドル”として紹介された。出身地の福岡県・志賀島は人口1600人ほどで、彼女の小学校の同級生はわずか3人。里帰りして、ペットの犬とヤギを連れて散歩する姿などが流れた。クールなパフォーマンスと普段のおっとりしたキャラクターのギャップが、魅力のひとつになっている。1st写真集発売から3年経ち、5月には20歳。2冊目では、より大人な顔も見られそうだ。
久保は宮城出身で、小3から中3まで、東北楽天ゴールデンイーグルスのチアガールをしていた。3期生のなかでいち早く、『Seventeen』でモデル活動をスタート。演技力にも定評があり、2018年には先輩の衛藤美彩(卒業)、伊藤純奈と共に舞台『三人姉妹』でメインキャスト。昨年はミュージカル『セーラームーン』で、主役のセーラームーン=月野うさぎを演じている。
“聖母”と呼ばれた卒業生の深川麻衣に似ていると言われ、人当たりが良くて誰からも好かれる一方、昨年の3・4期生ライブに際しては、同期と後輩をときに強く引っ張ったという。
■キレイ系で白石麻衣の後継者と目されるのは梅澤美波
キレイ系で白石の後継者と目されるのが梅澤美波。グループいち高い身長170cmで、スタイルは抜群。昨年4月から、『with』専属モデルとして誌面を飾っている。とくに『NOGIBINGO!8』(日本テレビ系)で“美脚御三家”に選ばれた長い脚は、『Girls Award』などで目を引いた。写真集を出すなら、美脚をたっぷりフィーチャーしてほしいところ。
3期生以上に注目度が高まっているのは、4期生の遠藤さくら。昨年9月発売の24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」で、初選抜にして単独センターに抜擢。『サッポロ一番カップスター』のCMにも、西野七瀬の後を継ぐ形で、白石、齋藤と共に出演している。加入時からビジュアルの良さで目を引きつつ、おとなしいタイプに見えたが、センターに立つと堂々としたパフォーマンスを見せた。小顔に均整の取れたスタイルで、専属ではないがファッション誌にもたびたび登場している。
坂道シリーズの他のグループに目を転じると、写真集を出せば確実に売れそうなのが、日向坂46の小坂菜緒だ。メジャーデビュー曲「キュン」から来月発売の「ソンナコトナイヨ」まで4作連続で、押しも押されぬセンター。中3で2期生オーディションを受けたときから、SHOWROOM審査で「圧倒的にかわいい」と話題になり、加入から1年も経たずに『Seventeen』モデルにも起用された。
現在17歳。放送中の日向坂46によるドラマ『DASADA』(日本テレビ系)では、主役を演じている。笑顔で「私って、かわいいじゃないですか」と繰り返す役にも嫌味がなく、実際にかわいさが溢れ出てファンを喜ばせている。
■写真集を出すタイミングが注目される坂道シリーズ中学生メンバー
2018年に行われた『坂道合同オーディション』では、より若い世代のエース候補が発掘された。欅坂46の山崎天と日向坂46の上村ひなのだ。山崎はグループ最年少14歳の中2。身長は164cmと高めで、当初から大物感を漂わせていた。お見立て会で「山崎天の天はちょうてんの天。欅坂46をアイドル界の頂点に導きます!」と堂々の発言。平手友梨奈も最年少でセンターを張り続けていたこともあり、次期センターに推す声も少なくない。
昨年10月の『欅って、書けない?』(テレビ東京)のハロウィン企画では、バンパイアのコスプレで男装を披露し、あまりのイケメンぶりでスタジオのメンバーと視聴者をザワつかせた。ツイッターでは“天ちゃん”がトレンド入りしている。
日向坂46に唯一の3期生として加入した上村は15歳の中3で、こちらもグループ最年少。金魚目の正統派美少女だが、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)などで“ひなのワールド”と呼ばれる独特な天然発言を連発。大喜利企画では、「若様(MCのオードリー若林)がスベったときに家で何と励まされたいか?」とのお題に、「元気田支店長」と謎めいたフリップを出して笑わせたりしている(「元気出して」のシャレだったようだが)。
2人とも年齢的に女子ウケは今後の課題ながら、数年後にグループを背負っているのは確実で、写真集を出すタイミングが注目される。
(文/斉藤貴志)

2020/01/26