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世界遺産・富岡製糸場でロケ、長塚京三主演『深層捜査』 “奇跡の子役”も熱演

 俳優の長塚京三が主演するテレビ朝日系ドラマスペシャル『深層捜査』がきょう8日(後9::00)に放送される。犯罪被害者の心のケアをする心療内科医師・大嶋二郎(長塚)が患者に寄り添い、心の傷が癒えるのを助けることで、事件の“深層”を解明していくミステリーの第3弾。今回は、世界遺産・富岡製糸場内でのロケーションを敢行したほか、群馬県内で一大ロケを行い、長塚は「景観が作品に大いなる“意味”をもたらしてくれました」と、歴史を感じさせるドラマの舞台も見どころのひとつとなっている。

9月8日放送、『深層捜査スペシャル』出演者(左から)吉行和子、松下由樹、佐々木みゆ、長塚京三、かたせ梨乃、渡辺大(C)テレビ朝日

9月8日放送、『深層捜査スペシャル』出演者(左から)吉行和子、松下由樹、佐々木みゆ、長塚京三、かたせ梨乃、渡辺大(C)テレビ朝日

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 第1弾は2017年3月に「土曜ワイド劇場」枠で、第2弾は同年11月に「日曜ワイド」枠で放送。レギュラー陣の長塚、かたせ梨乃渡辺大のほか、ゲストに松下由樹吉行和子、映画『万引き家族』で奇跡の演技を見せた子役・佐々木みゆらが出演する。

 今回は、クリーンな政治で知られる女性市長・松川玲子(松下由樹)に談合疑惑が浮上したところからはじまるストーリー。その談合に関わったとされる市職員が、自殺を装って殺害されたことが判明。心労で倒れた玲子を診察することになった大嶋は、彼女自身が封印してきた過去の記憶と複雑に絡み合う事件の糸をひとつずつほどいていく。

 第3弾の実現に、長塚は「このドラマは、いうなれば“医療モノ”。僕が演じる大嶋は、心理学者として被害に遭った人々の心のケアに当たっていますが、やはり人間の心を描いたストーリーが面白いのかな。なかなかやりがいのあるドラマだと感じていたので、最新作が実現してとてもうれしかったですね」と、喜びのコメント。

 さらには「自分自身のストレスの原因となっているもの、自らを生きづらくしているもの…。それらに負けてはいけない。強く生きてほしい…。そういう応援歌のようなドラマです」と、作品に込めた思いを語っている。

 なお、長塚と、メインゲストの松下、吉行の3人は、往年の大ヒットドラマ『ナースのお仕事』(フジテレビ)で共演した間柄。松下は「以前、長塚さんとは夫婦役を演じましたが、今回は先生と患者。カウンセリングを受けるシーンがとても楽しみでした。吉行さんとも久しぶりにご一緒させていただいて、この3人が並ぶってスゴイ(笑)。『ナースのお仕事』以外の作品で、お2人とご一緒に共演するのは初めてのことなのでうれしかった」と、話していた。

 吉行も「私は『ナースのお仕事』でも松下さんを見守っていたのですが、今回もやさしく彼女を見守る役。出演シーンはあまり多くなかったのですが、なかなか重い役でしたので、そのぶん演技は頑張りました」と、久々の共演を楽しんだ様子だった。

 本作には、昨年、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを獲得した映画『万引き家族』で、演技を絶賛された子役の佐々木みゆも出演。撮影時、まだドラマへの出演経験がなかった佐々木は、「ドラマはちょっと緊張しちゃいましたが、みなさんがやさしくしてくれて、元気が出ました。この作品に出られて、すごくうれしいです!」と、答えていた。

 佐々木が演じるのは、松下演じる玲子の幼少期。回想シーンのみの登場のため、共演シーンはなかったものの、現場で顔を合わせた長塚は「かわいくていい子だね! お芝居もうまい」と絶賛。撮影の合間、小道具のおはじきで一緒に遊んだかたせも「おはじきの色で、これはトマト、これはチーズ…って決めて、ハンバーガーを作って遊んだのよね〜!」と目を細めていた。

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