俳優の綾野剛、女優の杉咲花が5日、都内で映画『楽園』(10月18日公開)の完成披露イベントに参加。杉咲は、綾野の太っ腹エピソードを明かし、照れさせた。
ドラマのワンシーンで共演歴があるが、同作が2人の本格的な初共演で、綾野は「ずっとご一緒したかった。芝居で、ちゃんと感情を通して向き合うのが初めて。願いがかなった」と感慨。一方の杉咲は綾野の印象について「勝手に、きっと役柄に入り込まれる方なのかと思っていた。クランクインの日に『きっと現場で、お話できることはないかな』と思っていた。近づかないようにしてたら『花おいでよ。横座りなよ』って。映画と関係ない話もしてくれた」と振り返った。
撮影中に迎えた杉咲の誕生日では、綾野の男前な一面も見えた。杉咲は「お祝いしてくださった。プレゼントを2つもくださった」と感激したことを思い返して笑顔になると、綾野は「違うんです。選べなかったんです。どっちもいいなと思って。ご本人に選んでもらうのが1番いいなと思ったら『どっちか悩みます』って。じゃあ、どっちも(プレゼントします)っていう」と照れた笑顔に。杉咲は「初めてです。2つもいただいたの。ありがとうございます!」と感謝しきりで、綾野も恥ずかしそうにしながら「こういう作品こそ、母体の僕たちが心豊かにしておくのは大事なこと」と真意を説明していた。
原作は、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞し、映画『悪人』(2010年)や『怒り』(16年)など映像化作品を残している吉田修一氏が執筆した小説。ある地方都市で起きた少女失踪事件。青年・豪士(綾野)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲)はその事件をきっかけに知りあい、不幸な生い立ちや心の傷など、それぞれの不遇に共感しあう。しかし、事件から12年後、同じY字の分かれ道で少女が姿を消し、事態は急変する。
一方、そこから近い集落で暮らす善次郎(佐藤浩市)は、亡くした妻の形見の愛犬と穏やかな日々を過ごしていたが、行き違いから周辺住民といさかいになり孤立を深める。次第に正気を失われ、誰も想像がつかなかった事件に発展。2つの事件と3つの運命。その陰に隠される真実、“楽園”を求め戻ることができない道を進んだ者の運命が明らかになっていく。
完成披露には佐藤、片岡礼子、瀬々敬久監督も参加した。注目ポイントについて佐藤は「子犬を披露という回想シーンに出てくる子犬は名シーン。動物と子役には敵いません。それを実感させてくれるカットがあります」と名優もタジタジとなったシーンを熱く語っていた。
ドラマのワンシーンで共演歴があるが、同作が2人の本格的な初共演で、綾野は「ずっとご一緒したかった。芝居で、ちゃんと感情を通して向き合うのが初めて。願いがかなった」と感慨。一方の杉咲は綾野の印象について「勝手に、きっと役柄に入り込まれる方なのかと思っていた。クランクインの日に『きっと現場で、お話できることはないかな』と思っていた。近づかないようにしてたら『花おいでよ。横座りなよ』って。映画と関係ない話もしてくれた」と振り返った。
撮影中に迎えた杉咲の誕生日では、綾野の男前な一面も見えた。杉咲は「お祝いしてくださった。プレゼントを2つもくださった」と感激したことを思い返して笑顔になると、綾野は「違うんです。選べなかったんです。どっちもいいなと思って。ご本人に選んでもらうのが1番いいなと思ったら『どっちか悩みます』って。じゃあ、どっちも(プレゼントします)っていう」と照れた笑顔に。杉咲は「初めてです。2つもいただいたの。ありがとうございます!」と感謝しきりで、綾野も恥ずかしそうにしながら「こういう作品こそ、母体の僕たちが心豊かにしておくのは大事なこと」と真意を説明していた。
原作は、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞し、映画『悪人』(2010年)や『怒り』(16年)など映像化作品を残している吉田修一氏が執筆した小説。ある地方都市で起きた少女失踪事件。青年・豪士(綾野)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲)はその事件をきっかけに知りあい、不幸な生い立ちや心の傷など、それぞれの不遇に共感しあう。しかし、事件から12年後、同じY字の分かれ道で少女が姿を消し、事態は急変する。
一方、そこから近い集落で暮らす善次郎(佐藤浩市)は、亡くした妻の形見の愛犬と穏やかな日々を過ごしていたが、行き違いから周辺住民といさかいになり孤立を深める。次第に正気を失われ、誰も想像がつかなかった事件に発展。2つの事件と3つの運命。その陰に隠される真実、“楽園”を求め戻ることができない道を進んだ者の運命が明らかになっていく。
完成披露には佐藤、片岡礼子、瀬々敬久監督も参加した。注目ポイントについて佐藤は「子犬を披露という回想シーンに出てくる子犬は名シーン。動物と子役には敵いません。それを実感させてくれるカットがあります」と名優もタジタジとなったシーンを熱く語っていた。
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2019/09/05