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豊原功補&小泉今日子らがプロデュースの映画作品が始動

 俳優の豊原功補や女優の小泉今日子らが2018年9月に設立した映像プロダクション「新世界合同会社」が初めてプロデュースした映画『ソワレ』の製作が決まった。豊原はプロデューサー、小泉はアソシエイトプロデューサーとして参加。和歌山県を舞台に若い男女の切ない逃避行をオリジナル作品で描く。

豊原功補がプロデュースの映画『ソワレ』に出演する(左から)村上虹郎、芋生悠(C)2020ソワレフィルムパートナーズ

豊原功補がプロデュースの映画『ソワレ』に出演する(左から)村上虹郎、芋生悠(C)2020ソワレフィルムパートナーズ

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 同会社は映画を通して、総合芸術、娯楽作品の本質を問い、これからの文化を担う世代により純度の高い映像作品を追求することなどを目的に結集。豊原と小泉のほか、映画『燦燦−さんさん−』(13年)の外山文治監督、自身も俳優として活動しながら監督も務める森岡龍らが参加している。

 本作のメガホンを取るのは外山監督。主人公・翔太役には村上虹郎、ヒロイン・タカラ役には新星の芋生悠が100人以上のオーディションから抜てきされた。物語は、役者を目指して上京した翔太が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働くタカラとある事件をきっかけに先の見えない逃避行を始める。

 豊原は「外山監督の『此の岸のこと』(10年)に強い感動を覚え、何かに導かれるように新世界の立ち上げ、プロデュースへ至った気がします。唸るような繊細さと躍動を持つ村上虹郎、儚げでありつつも芯のある瞳の奥へと惹きつける芋生悠、ふたりの疾走する生命の瞬間を捉えさせたらどうなるかと、とても胸がざわつく思いです」とキャストに期待を寄せる。

 小泉は「和歌山県と我々を引き合わせてくれたもう1人のプロデューサー前田和紀さん(和歌山県出身)と共に全力でこの夏を駆け抜けたいと思っています。実存と幻想を行き来するようなふたりの眼差しや透明感はいつか失われるかもしれない儚さの元にかもし出されるものかもしれません。そんな今のふたりをそのままこの映画に閉じ込められたらと思います」と話している。

 映画タイトルの“ソワレ”はフランス語で「陽が暮れた後の時間」「夜会」、劇場用語で「夜公演」を意味する。豊原は「誰もが心の奥底に秘める、癒えることのない傷や大切な想いを“一夜かぎりのソワレ(夜会)”に閉じ込め、また新しい朝を迎え歩き出す」というメッセージを込めていると語る。和歌山県御坊市で5日にクランクイン、今月末に撮了の予定。映画の公開は2020年。

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