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『るろ剣』最終章、クランクアップ 佐藤健「これからも『るろうに剣心』を背負う」

 俳優・佐藤健主演の大人気シリーズ映画『るろうに剣心』最終章が、このほど7ヶ月以上の撮影を経てクランクアップを迎えた。約8年にわたり“剣心”を演じてきた佐藤は「言うまでもなく僕の誇りで、これまでもこれからも『るろうに剣心』を背負っていきます」と“左頬の十字傷”を背負いながら幕末から明治を生き続けた剣心と同じように、同作と共に歩んでいく決意をあらためて語った。

「るろうに剣心」最終章_佐藤健さんクランクアップ写真(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会

「るろうに剣心」最終章_佐藤健さんクランクアップ写真(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会

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 2012年8月に公開された『るろうに剣心』、14年8月公開の『るろうに剣心 京都大火編』、同9月公開の『るろうに剣心 伝説の最期編』の3作の累計興収は125億円、観客動員数は980万人を突破した。20年夏に公開予定の最終章は、剣心の「十字傷の謎」に迫る物語と、剣心の妻・雪代巴の弟で中国大陸の裏社会を牛耳る武器商人、裏では志々雄真実を操っていた「雪代縁との戦い」の2作連続公開となる。

 クラインクインは18年11月4日。京都、奈良、滋賀、三重、兵庫、熊本、広島、栃木、埼玉、静岡、大阪、長野など全国43ケ所で大規模な撮影を実施。参加したエキストラは延べ6000人に及び、これまでのシリーズすべてを手掛けた大友啓史監督は「まさに伝説に残るといっても過言ではないハードな撮影だったと思います。臨場感に溢れた、迫力のある素晴らしい映像がたくさん撮れています」と、極寒の中での深夜撮影、時には朝までに及ぶ撮影、大雨によるスケジュール変更の中、妥協を許さない映画作りが行われた。

 「『るろうに剣心』シリーズとして期待されるクオリティを実現するために最後まで一切妥協なく頑張ってくれたキャストとスタッフには、本当に感謝しています。7ヶ月間に及ぶ撮影は、さまざまな困難を皆の力で乗り越えた」と周りのサポートに感謝する大友監督。

続けて「僕にとっては、まだ完成まで半分しか作業が終わっていない。ここまでの皆の頑張りに応えられるよう、もう一度気を引き締めて、作品に魂を込めていきたいと思っています。東京オリンピックに負けない“るろうに旋風”を、再び世界中にまき起こせるような、すべての人が楽しめる、刺激的で圧倒的パワーを持ったエンターテインメント作品に仕上げたい」と2020年夏に向けて、完成への意気込みを込めた。

 佐藤は「今回のエピソードはこのシリーズを語る上で避けることはできないですし、絶対演じたいと思っていました。そして、ただ描くだけじゃなく、圧倒的なクオリティをもって映画史に名を残す、という使命にも似たような気持ちもありました」と雪代巴・縁との姉弟との物語へ並々ならぬ思いで取り組んだことを明かした。

 また、クラインクイン前のアクション練習などの準備期間を含めると1年以上、本作と向き合ってきた。「とても過酷な撮影でしたが、シリーズを通して信頼できるスタッフと共に過ごした密度の高い日々でした。好きな役を演じる喜びを感じ、本当に幸せでした。当然ながら思い入れも半端じゃないですし、この現場が大好きでした」とし、キャスト・スタッフに対しては「現場に入ってからは、皆様の力でとてつもない作品になると確信し、喜びと手ごたえを感じる毎日でした。感謝してもしきれません」と思いの丈を語っている。

 さらに、クランクアップの際には原作者の和月伸宏氏から「剣心を演じてくださりありがとうございました!! 心より感謝します!!」と直筆メッセージが書かれた色紙が贈られ、佐藤も驚きと喜びの表情で撮影のラストをかみしめた。

関連写真

  • 「るろうに剣心」最終章_佐藤健さんクランクアップ写真(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会
  • 和月伸宏先生から届いた直筆メッセージ入り色紙(C)和月伸宏/集英社 (C)2020 「るろうに剣心」最終章 製作委員会

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