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中村ゆり、ドラマのスパイスは“嫌な女” 『パーフェクトワールド』での役どころを解説

 俳優・松坂桃李主演のカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『パーフェクトワールド』(毎週火曜 後9:00)の第4話が、きょう14日に放送される。長沢葵を演じている中村ゆりが、コメントを寄せた。

『パーフェクトワールド』に出演する中村ゆり (C)カンテレ

『パーフェクトワールド』に出演する中村ゆり (C)カンテレ

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 ドラマは不慮の事故により車いす生活を送ることになり、生涯一人で生きていくと決めていた建築士・鮎川樹(松坂)と高校の同級生・川奈つぐみ(山本美月)とのラブストーリー。先週放送した第3話では、ひかれ合う2人をはばむ障壁が次々とあらわれた。つぐみの父・元久(松重豊)とタイミング悪く鉢合わせしてしまった樹の印象は悪く、交際を知った元久とつぐみは気まずい雰囲気になる。

 一方、幼なじみでつぐみに思いを寄せる、洋貴(瀬戸康史)は、かいがいしく世話を焼くつぐみを見ていられず、ついに、つぐみを抱きしめてしまう。さらに「俺はつぐみが好きだから」と樹に宣戦布告する衝撃的なシーンで終わった。第4話では、受傷直後の樹を叱咤(しった)激励し、支えてきた長沢葵(中村ゆり)と樹の過去を知ったつぐみは、次第に葵の代わりに樹を支えたいと強く思うようになり、介護の勉強を始める。

 中村は、自身が演じる葵について「自分の解釈としては、葵は葵なりの仕事に対するプライドがあったり、一番現実を見てきた立場ならではの正義があったりするなとは思いながらも『けっこうなことするな』という印象です(笑)。ドラマのスパイスとして受け取っていただき『いい意味で嫌われたらいいかな』と思います。本当にこじらせていますよね(笑)。越えてはいけない線を越えていますが、人間臭さとして『彼女も全然完璧じゃない』っていう意味でとらえてもらえたらうれしいですね」と力説。

 続けて「共感とまではいかないかもしれませんが、働く女性としてプロに徹しているところは理解できます。人の生死や挫折、再生などを間近に感じるとても大変なお仕事ですし、強くなければ持てない慈愛もあれば、きれいごとではすまされないストレスもあるだろうと思います」と分析。役について意識していることについては「ラブストーリーに必要な、“ちょっと邪魔するポジション”も見せつつも、葵の中での“好き”という気持ちも大事にしています。また、つぐみにひどいことを言っている自分に対しての、恥ずかしさや悲しさもあるでしょうから、ただのキャラクターにならないようにしたいと思います」と語った。

 実際の看護師の意見も役作りに反映させているといい「1話の終わり、樹にボディータッチをすることに対して少し抵抗があったのですが、実際、看護師の方にお話を伺ったときに『患者さんを安心させるために触ることもある』ということを教えてもらって、ふに落ちたのを覚えています。そういった現場の方の声も意識したいと思いますね」とプロ意識の高さもチラリ。「ラブストーリーでありながら、漫画とは思えないくらい、深いところまで踏み込んで描いていることにびっくりしましたし、知らないこともすごく多かったです。この作品がドラマになることで、大事なことが知られていくというのは、素晴らしいことだと思いました。本当に美しい2人のラブストーリーだから、なるべくかき乱したくないんです。でも、葵は大いにかき乱していくので『不器用な人なんだ』と、面白がって見守ってあげてください」と呼びかけている。

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  • 『パーフェクトワールド』に出演する中村ゆり (C)カンテレ
  • 『パーフェクトワールド』第4話場面カット(C)カンテレ
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