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ドラマ『落語心中』第1回、岡田将生の老けっぷりと名人落語の演技に注目

 雲田はるこ氏の同名漫画原作で、2016年、2017年にはテレビアニメ化され、関智一石田彰山寺宏一ら声優陣の名演が大きな話題を呼んだ『昭和元禄落語心中』。NHKでドラマ化され、12日より総合テレビ(毎週金曜 後10:00、全10回)で放送される。第1回「約束」で注目すべきところは、八代目 有楽亭八雲(菊比古)を演じる岡田将生(29)の老けっぷりと落語の演技だ。

ドラマ『昭和元禄落語心中』NHK総合で10月12日スタート。第1回より、八代目有楽亭八雲を演じる岡田将生(C)NHK

ドラマ『昭和元禄落語心中』NHK総合で10月12日スタート。第1回より、八代目有楽亭八雲を演じる岡田将生(C)NHK

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 第1回の試写を観た直後、岡田、竜星涼(25)、山崎育三郎(32)による会見が行われたのだが、岡田の黒髪がつやつやで、肌もつるつるでびっくりした。いや、それが本来の姿なのだが、ついさっきまで観ていたのは(劇中では)、いい感じに渋い格好良さと思慮深い貫禄を備えた老齢イケメンだったので、「若返っている!」と感じたのだ。

 特殊メイクを駆使して実年齢の倍以上も年上の老人にふんすることは、ドラマや映画の世界では珍しいことではないが、この作品の岡田は、老け具合の塩梅が絶妙で、ある意味、漫画的。その上で、落語の名人芸を演じているのだ。落語についてはクランクインの3ヶ月以上前から稽古(けいこ)に稽古を重ねたそうだが、エキストラの観客を入れて、寄席で落語を披露するシーンの撮影では、毎回、神がかっていたらしい。

 制作統括の藤尾隆氏(テレパック)は「稽古に立ち会って聞いていると、いかに落語の奥が深いか、しかも底無し沼に入っていくようなどっぷりとしたものもありますので、実は怖さも兼ね備えているということが実感できまして、そういう世界観が、第1回にも反映されているんじゃないかと思っております」と自信をのぞかせていた。

 岡田の老齢の名人落語の演技を見るだけでも一見の価値がある第1回。以前からの愛好者にはもっと深く、初心者も知っておきたい古き良き日本の文化である“落語”。原作者の雲田氏もドラマ化にあたり、「落語界がますます盛り上がりますよう。寄席を愛する落語好きが増えますよう。いち視聴者として、落語好きとして応援しております」と期待を寄せている。

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