俳優の松田龍平が18日、都内で行われた映画『泣き虫しょったんの奇跡』公開記念トークイベントに出席した。同作の原作者で、松田が演じる主人公・晶司のモデルである将棋棋士、瀬川晶司五段が劇中の将棋の監修などを務めていた関係で、撮影現場によく訪れていたといい、「自分が演じる役の本人が現場に来るというのは初めての経験だったので、特殊な撮影で刺激的でした」と振り返った。 松田は続けて「瀬川さん本人に影響を受けてしまうところがあるのですが、それがよかったなと。撮影現場では瀬川さんのことを見ていて、将棋の指し方、佇まいといった表面的な部分を真似していたというような感じでした」とにっこり。「瀬川さんは、撮影現場に来たばかりの頃は居心地が悪そうで、なんでもない低い段差で転びそうになっていましたよね」と、つぶさに観察していたからこそのエピソードも披露した。
2018/08/18