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『ハゲタカ』綾野剛、渡部篤郎、小林薫ら、男たちの“接近戦”が熱い

 俳優の綾野剛が主演するテレビ朝日系木曜ドラマ『ハゲタカ』(毎週木曜 後9:00)。外資系企業再生ファンドの鷲津政彦(綾野)が、破綻しかけた企業に買収を仕掛け、再生を促していく物語。銀行や企業の経営者たちは、自分たちのことは棚上げにして、鷲津を「外資のハゲタカ」と罵るところがトリガーになっており、鷲津がズバッと一刀両断、言い返すシーンが見どころだ。主人公が決めぜりふを言う『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』とは逆パターン。その分、鷲津を通して、さまざまなメッセージが語られていく。

 第1話では、大手銀行のひとつである三葉銀行が、回収困難な不良債権を投資会社に一括でまとめ売りする“バルクセール”で手中に収めた債務者(六角精児)から怒号を浴びせられた際には、「我々をハゲタカと呼ぶなら、自分が食い荒らされるだけの腐った肉だということを自覚しろ。あんたに被害者ヅラする資格はない。銀行から甘い汁を吸って放漫経営を続けた結果がこのザマだ。バブル景気に浮かれ、過剰融資に溺れ、目先の欲に目がくらんだ。日本をここまで腐らせたのは、あんたのような無能な経営者だ」と、バッサリ。

 この時、綾野と六角がかなり顔を接近させて、言い合っていたのだが、第1話では三葉銀行の芝野健夫(渡部篤郎)が内通者の同僚・沼田(藤本隆宏)を問い正すシーンの2人も正面から向き合って、かなり顔を近づけたアップショットで迫力を出していた。第2話でも、経営者一族の浪費と乱脈経営で債務超過に陥った太陽ベッドをバイアウトしようと考える鷲津と芝野が4年ぶりに再会したシーンで、「私はあたなのやり方を認める気にはなれません」という芝野に「それは私とあなたの生き方の違いです」と言い切る鷲津のシーンもかなり近かった。

 先日、撮影現場を見学させてもらった際、綾野と小林薫演じる三葉銀行常務取締役・飯島亮介がやはり向いあって、せりふを交わすシーンを撮っていたのが、2人がどれくらいの近さで立っていたのかというと、55センチ四方のタイル1枚分だった。現場を案内してくれた広報担当者と再現してみたら、かなり圧を感じてむしろ話しにくいほどだったのだが、こうして迫力のあるシーンが撮られていたのだ。

 2日放送の第3話では、バブル崩壊後元気をなくした日本に突如として現れ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで不良債権を抱えた“大銀行”や経営不振の“名門企業”へ次々と買収劇を仕掛けていく鷲津の活躍を描いた第1部が完結。

 鷲津が狙うのは、松平貴子(沢尻エリカ)が新社長に就任した日光みやびホテル。秘密裏に地元の取引銀行からは債権と株式を、さらには行方をくらましている珠香(木南晴夏)の夫・寿(池田良)の持ち株をも手に入れていたホライズンに、貴子も、その場に居合わせた芝野もがく然。しかしそんな貴子に、鷲津は「このホテルを手に入れようとしているのは、奪うためでも壊すためでもない」と話す。鷲津の真意を問う貴子だったが、鷲津は逆に「我々の買収に対抗するのなら、覚悟を示してほしい」とだけ伝えるのだった。

 そんな中、三葉銀行は飯島常務の陣頭指揮のもと、地方と企業を支援するプロジェクト「三葉ふるさとファンド」を設立することに。その第一候補として日光・鬼怒川が挙がり、日光みやびホテルもファンドの支援を受けられる見通しとなり、鷲津による買収を回避できたかに思えたが…。「三葉ふるさとファンド」の本来の目的を知った芝野は複雑な思いを抱いていた。さらに、「三葉ふるさとファンド」の動きを知った鷲津は飯島に会い、牽制の意味を込めて、ある揺さぶりをかける。やがて、鷲津が日光みやびホテル、そして三葉銀行に近づいた本当の理由も明らかになっていく。



関連写真

  • 木曜ドラマ『ハゲタカ』第1話(7月19日放送)より。債務者作(六角精児)と鷲津政彦(綾野剛)の白熱シーン(C)テレビ朝日
  • 第1話(7月19日放送)より。芝野健夫(渡部篤郎)と沼田透(藤本隆宏)はまだまし?(C)テレビ朝日
  • 三葉銀行常務取締役の飯島亮介(小林薫)と芝野健夫(渡部篤郎)も近かった(C)テレビ朝日

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