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『特捜9』新加入のキャラが定着しはじめた第6話&第7話の見どころ

 テレビ朝日系で放送中のドラマ『特捜9』(毎週水曜 後9:00)。2006年から17年まで12シーズン続いた『警視庁捜査一課9係』を引き継ぎながら、新たに加わった寺尾聰は「子育て優先」の宗方班長、山田裕貴は「先走りしがち」な若手刑事・新藤と、それぞれのキャラクターが立ってきた。

5月18日に71歳の誕生日を迎えた寺尾聰(右)と山田裕貴(左)、手前は琴美役の庄野凛ちゃん (C)ORICON NewS inc.

5月18日に71歳の誕生日を迎えた寺尾聰(右)と山田裕貴(左)、手前は琴美役の庄野凛ちゃん (C)ORICON NewS inc.

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 宗方班長は、警視総監・神田川から直々に特別捜査班班長に任命された元人事課職員。かつて監察官の補佐として警察内部の事件に関わっていたが、5年前のとある事件をきっかけに2歳の桜庭琴美を引き取り、退職。妻と共に琴美を育てていたが、その妻も他界。現在一人で琴美を育てており、勤務中に琴美とネットゲームで遊ぶことも。5年前の事件など、隠された秘密は多いのだが、第6話(16日放送)では、琴美の両親と思われる首を吊って亡くなっている男女のフラッシュバック映像が挿入されていた。

 新藤は、第6話で事情を聞きに行った、映画監督の国井(バッファロー吾郎A)に2度も逃走を図られ、その度に鼻血を出すハメに。国井が逃げ出した理由が「(新藤の)目がこわい」。タレ目気味の浅輪直樹(井ノ原快彦)とツリ目気味の新藤、対照的なコンビであることを印象付けるエピソードとなった。

 23日放送の第7話は、大量の1万円札とともに遺体が発見された事件を追う。神社の階段下で、遺体となって発見されたのは、不動産会社の社長・西田正義(青山勝)。遺体の上に重なるようにして従業員の中島達也(村上剛基)も意識不明で倒れており、救急搬送された。しかも、奇妙な事に2人の周囲には大量の1万円札が散らばっており、中島は小さな招き猫を握りしめていた…。

 まもなく意識を取り戻した中島は、直樹と新藤の聴取に対し、借金のことで西田と口論となり、もみ合った末に階段から落ちたと話す。しかし、監察医・真澄(原沙知絵)の検視によると、西田は転落死ではなく、鈍器で後頭部を殴打され殺害されたことが判明する。つまり、西田を殴った後で、階段から彼を落とし、さらに倒れた中島の上から現金をばらまいた第三の人物がいた事になる…。

 そんなとき、中島が21年前、5歳のときに火事で被災した過去が発覚。当時、困り果てていた中島の母親と中島に手を差し伸べたのは西田であり、彼は一家に住居を提供したばかりか、成長した中島を雇い入れていたという。中島にとって西田は恩人以外の何者でもないように思えたが、志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)の調べで、西田の不動産会社が急速に業績を伸ばした背景が明らかになる。さらに、21年前の火災の際、自らの命と引き換えに中島を助け出した男性がいたことが判明。命を投げ打って中島を救助したのは、西田の馴染みのスナックのママ・太田恵子(大島さと子)の夫だった。一方、宗方は、中島が握っていた招き猫に隠された、ある“秘密”を探り当てる。その新事実から事件の背景に潜む、切なくも悲しい真実が明らかになっていく。

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