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スピルバーグ監督が語る新しい時代のヒーロー像「愛着を覚えるものになった」

 スティーブン・スピルバーグ監督が新作映画『レディ・プレイヤー1』(20日公開)について語ったコメントがORICON NEWSに到着した。数々の映画でヒーローを生み出してきたスピルバーグ監督が、現在の“ヒーロー像”を語ると共に、同作の主人公ウェイド(タイ・シェリダン)について「新しい時代のニューヒーローと言えるかもしれない」と解説している。

 同作は、アーネスト・クライン氏のベストセラー小説を映画化。2045年を舞台に、主人公の少年ウェイドらが、巨大なVRワールド「オアシス」の創始者ハリーが仕掛けた3つの謎を解き明かし、全人類が参加する宝探しを制するために壮大なアドベンチャーに挑む。映画やゲーム、アニメが夢の共演を果たすことでも話題を集めており、日本からもガンダムや、『AKIRA』の金田のバイクなど、数多くの作品が登場する。

 スピルバーグ監督は「ヒーローは、観客と同じ目線に立ったと思う。観客は自分もヒーローと同じようになれるかもしれないとより思うようになった。愛着を覚えるものになったんだ。例えば、『インディ・ジョーンズ』シリーズのジョーンズ博士はヒーローの一人かもしれないけれど、彼はケガもするし、失敗をする。そして僕たちもケガも失敗もする。だから僕たちは彼に共感できるんだよ」と話す。

 同作の主人公ウェイドは、27年後のすぐそこにある未来の17歳。現実の世界ではちょっと冴えない人生を送っているが、VRの世界「オアシス」での彼はとてつもないアドベンチャーに身を投じている。ハリーの仕掛けた謎を解き明かす冒険の中でさまざまな困難にぶつかり、くじけそうになりながらも、かけがえのない仲間たちに支えられ、本当の自分自身を見出していく。そんな彼の姿は、現実の世界に生きる現代の人間とそう変わりはない。

 そんなウェイドの成長が物語のドラマになるというスピルバーグ監督は「これはVRの世界に隠された3つの謎を解く物語なんだけど、ウェイドたちが冒険をする間に、友情が築かれるのを知るんだ。人々が出会い、絆が生まれる。それは単なる友達以上の存在になるんだ。そして若者たちは大きな社会と戦う。ダビデとゴリアテみたいにね。それこそが映画に大きなアドベンチャーと成長のドラマを与えるんだよ」と説明する。

 ウェイドを演じているシェリダンは、自身のキャラクターについて「撮影の最初の日に、僕とスピルバーグは、現実の世界のウェイドと、『オアシス』の中のパーシバル(ウエイドのアバター)を分けたんだ。なぜならその2人のキャラクターは少し違うから。パーシバルは現実の世界のウェイドよりも自身に満ちあふれているんだよ」と振り返った。



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