女優の吉高由里子(29)が、日本テレビ系連続ドラマ『正義のセ』(4月11日スタート、毎週水曜 後10:00)の原作小説を手がけたエッセイストの阿川佐和子氏とともに合同インタビューに出席した。検察官を主人公に置きながら“事件”ではなく仕事を通して成長する主人公に焦点を合わせた作品にちなみ、自身の仕事、“女優”について吉高は「特殊なもので。自己紹介しなくても知られてたり私は知らなくても相手は知っていたり。ちょっと不気味な職業」と彼女ならではの独特な言葉選びで表現した。
同ドラマの原作であるシリーズ小説を手がけ、最近では女優としても話題を呼んだ阿川氏だが、意外にも「小さい頃からお嫁にいくことだけを考えていた」と憧れを告白する。「特別優秀な女にはなれない、いい旦那さんを見つけてその旦那さんの経済力をもとにあった生活を送ることが身の丈にあった一番の幸せだと思っていた。それが30歳になる直前にテレビに出るようになったことがなんだか続いているぞと。初めて10年くらいはいい旦那を見つける場を探している、仮の姿だと思っていた」と強い結婚願望があった。
「でもだんだん仕事を続けるうちにどれほど自分を評価してくれる場があるってどれほど幸せだろうと思い始めたときに、結婚も老後もわからない時期ではありましたが、30代半ば頃からもし結婚しても仕事は辞めたくないと思うように変わっていったんです。家庭で旦那さんや家族に評価されることもうれしいけど別の場所で『ここがいいからやってみよう』と支えてくれて時々評価してくれる人がいるから続けられる。仕事って評価してもらうことの繰り返しで続けていける。それが生きていく人間の喜びなんじゃないか」。
横で静かに聞いていた吉高は「以下同文」とその仕事観には頷きながらも「昔から両親が共働きで専業主婦になりたいと思ったことがない」と自らと同世代だった頃の阿川氏とは真逆の考え方を披露。
“女優業”を「不気味な職業」といいつつも「失敗もするし怒られるし評価もしてもらえた時とか、豊かな人間でいさせてもらえる」と根底に愛情がある。「なんで顔も名前も知らない人に勝手に嫌われて勝手に好かれるんだろうと不思議だと思うことがいっぱいある。でも(仕事を始めて)13年経つのかな? こんなにものごとが続いたことがなくて…。なんだかわからないけど、未だにすごく違和感はあるけど、でも今すごく幸せです」と飾らない言葉で胸の内を明かした。
もともと原作となった同名シリーズ小説を手がけた阿川氏はプライベートでゴルフを一緒に回って組んだ女性が検察官だったことが執筆のきっかけに。「ドラマのなかでは弁護士さんのほうがいい人ってイメージが強くて検事は悪役。厳しくて弱い者いじめをする職業とみられがちだけど検事には検事の正義があると彼女と会って知った」という。
ドラマや映画でしか出会ったことのない、決して身近ではない職業でありつつ、つまずいたり転んだりしながらも一生懸命に突き進む凛々子は身近なキャラクターとなっている。吉高は「一生懸命で熱意があるからこそ空回ってしまう人物。ドラマ自体裁判の演出は少ないけど頑張っている姿を観ていたら“失敗”という概念が変わるドラマになるかな。前向きになれるようなドラマにしたい」と肩の力を抜きながら意気込んでいる。
同ドラマの原作であるシリーズ小説を手がけ、最近では女優としても話題を呼んだ阿川氏だが、意外にも「小さい頃からお嫁にいくことだけを考えていた」と憧れを告白する。「特別優秀な女にはなれない、いい旦那さんを見つけてその旦那さんの経済力をもとにあった生活を送ることが身の丈にあった一番の幸せだと思っていた。それが30歳になる直前にテレビに出るようになったことがなんだか続いているぞと。初めて10年くらいはいい旦那を見つける場を探している、仮の姿だと思っていた」と強い結婚願望があった。
「でもだんだん仕事を続けるうちにどれほど自分を評価してくれる場があるってどれほど幸せだろうと思い始めたときに、結婚も老後もわからない時期ではありましたが、30代半ば頃からもし結婚しても仕事は辞めたくないと思うように変わっていったんです。家庭で旦那さんや家族に評価されることもうれしいけど別の場所で『ここがいいからやってみよう』と支えてくれて時々評価してくれる人がいるから続けられる。仕事って評価してもらうことの繰り返しで続けていける。それが生きていく人間の喜びなんじゃないか」。
横で静かに聞いていた吉高は「以下同文」とその仕事観には頷きながらも「昔から両親が共働きで専業主婦になりたいと思ったことがない」と自らと同世代だった頃の阿川氏とは真逆の考え方を披露。
“女優業”を「不気味な職業」といいつつも「失敗もするし怒られるし評価もしてもらえた時とか、豊かな人間でいさせてもらえる」と根底に愛情がある。「なんで顔も名前も知らない人に勝手に嫌われて勝手に好かれるんだろうと不思議だと思うことがいっぱいある。でも(仕事を始めて)13年経つのかな? こんなにものごとが続いたことがなくて…。なんだかわからないけど、未だにすごく違和感はあるけど、でも今すごく幸せです」と飾らない言葉で胸の内を明かした。
もともと原作となった同名シリーズ小説を手がけた阿川氏はプライベートでゴルフを一緒に回って組んだ女性が検察官だったことが執筆のきっかけに。「ドラマのなかでは弁護士さんのほうがいい人ってイメージが強くて検事は悪役。厳しくて弱い者いじめをする職業とみられがちだけど検事には検事の正義があると彼女と会って知った」という。
ドラマや映画でしか出会ったことのない、決して身近ではない職業でありつつ、つまずいたり転んだりしながらも一生懸命に突き進む凛々子は身近なキャラクターとなっている。吉高は「一生懸命で熱意があるからこそ空回ってしまう人物。ドラマ自体裁判の演出は少ないけど頑張っている姿を観ていたら“失敗”という概念が変わるドラマになるかな。前向きになれるようなドラマにしたい」と肩の力を抜きながら意気込んでいる。
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2018/03/28