太平洋戦争に敗戦後、旧満州に取り残された150万人を超える日本人を帰国させるために我が身を捨てて奔走した男たちの実話をもとにした、NHKの特集ドラマ『どこにもない国』(前編=24日・後編=31日 後9:00)の会見が5日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の内野聖陽、原田泰造、蓮佛美沙子、満島真之介らが出席した。 満州で終戦を迎えた民間人の丸山邦雄(内野)は、日本への引き揚げを祖国に訴えようと決意。建設会社の社長で資金力のある新甫八朗(原田)と、中国語が堪能で現地の内情にも通じる武蔵正道(満島)とともに、家族を残したまま日本を目指す脱出劇が前編。後編では、占領下の日本政府に憤りながら、引き揚げの実現を訴え続け、家族が一緒に暮らせるようになるまでの長い戦いを描く。
2018/03/05