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倉科カナ、出演ドラマに「のどが詰まる」ほど感動

 女優の倉科カナが17日、東京・渋谷のNHKで自身が出演する兵庫発地域ドラマ『あったまるユートピア』(24日 後10:00 BSプレミアム)の試写会に出席した。奇しくもきょうは阪神・淡路大震災からちょうど23年の節目。同ドラマで震災遺児を演じた倉科は「撮影に入る前に、震災でご両親なくされた方からお話をうかがう機会をいただけた」ことに感謝しつつ、「のどが詰まるような感じ」と思いの丈をまとまりなく話す自分に苦笑いだった。

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 倉科が演じる鷹宮伊織は、神戸在住。8歳の時に震災で両親が祖父母に育てられたが大学時代にその祖父母も他界した。現在は元カレが置いていったウサギが唯一の家族。なんとなく就職した銀行を辞め、いまは鞄職人を目指して養成学校に通っているという設定。ひょんなことから、とある高校の演劇部による公演を見に城崎温泉を訪れる。一方で、地元の高校生・蓮、シリア出身のララという別の女性たちの物語も描かれ、三者三様に一人では見つけることのできなかった答えを見つけていく物語。

 倉科は「不思議な作品が出来上りました」と切り出し、「この作品のことを思うと、のどにつまるんですよね。いろんな気持ちや思いが、伝えたいことが多すぎて。ちゃんとした文章にならなくて、どうお伝えしたらいいのかわからない。逆にこの作品を見た方がどんな風に感じるのか興味があります」。試写会以前に、番組PR用にコメントを求められた際も、「いっこうに(コメントが)書けず、私だけメッセージがありません」といい、ノーコメントを陳謝するひと幕もあった。

 劇中では志賀直哉の『城の崎にて』の一節「生きている事と死んで了(しま)っている事と、それは両極ではなかった。それ程に差はないような気がした」が引用されている。熊本出身の倉科は熊本を襲った大地震にも触れながら「命はいつ失われるのかわからないから、(生きている)時間を大切にしないといけない」と、胸にこみ上げてくる思いを吐き出すように語った。

「大切だなと思える人やものも見えなくなっていたり、見えなくなっていることが当たり前になっていたり。ごはんをいただく時も命をいただいているってことを忘れていたり。この世に当たり前なものなんてなくて、だからこそ大切にしないといけないなって思いました。この作品には、命のきらめき、日々のきらめきがたくさんつまっていると思うので、何か少しでも心に残るものがあればうれしい。たどたどしくてごめんなさい」と、精一杯ドラマをPRしていた。

 試写会には、蓮役の堀春菜、ララ役のアヤカ・ウィルソン、蓮やララのよき相談相手となる城崎の魚屋の一人息子・勝岡遊人役の渡部豪太、主題歌を担当した前野健太も出席した。

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  • 出演ドラマに「のどが詰まる」ほど感動したという倉科カナ (C)ORICON NewS inc.
  • 兵庫発地域ドラマ『あったまるユートピア』試写会に出席した(左から)渡部豪太、堀春菜、倉科カナ、アヤカ・ウィルソン、前野健太 (C)ORICON NewS inc.
  • 兵庫発地域ドラマ『あったまるユートピア』試写会に出席した前野健太 (C)ORICON NewS inc.
  • 兵庫発地域ドラマ『あったまるユートピア』試写会に出席した渡部豪太 (C)ORICON NewS inc.
  • 兵庫発地域ドラマ『あったまるユートピア』試写会に出席したアヤカ・ウィルソン (C)ORICON NewS inc.
  • 兵庫発地域ドラマ『あったまるユートピア』試写会に出席した堀春菜 (C)ORICON NewS inc.

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