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草刈民代、汚しメイクで難役に体当たり 夫の監督作以外に初出演

 女優の草刈民代が、角田光代氏の小説を映画化した『月と雷』(10月7日公開)に出演していることが24日、わかった。夫である周防正行氏の監督作品以外に出演するのは、同作が初めて。世話をしてくれる男性を見つけては、男から男へと各地を流転する女性役。荒んだ雰囲気を出すために“汚しメイク”を施し、難役に体当たりで挑んだ。

汚しメイクを施して『月と雷』に出演する草刈民代 (C)角田光代/中央公論新社(C)2017「月と雷」製作委員会

汚しメイクを施して『月と雷』に出演する草刈民代 (C)角田光代/中央公論新社(C)2017「月と雷」製作委員会

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 同作は、1ヶ所に定住しない根無し草のような女・直子とその息子・智(サトル)、そして、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語。親と子、家族、生活の意味を根源から問いかける。『海を感じる時』(14年)の安藤尋監督がメガホンをとり、“家族愛”を知らない主人公・泰子を初音映莉子、人懐っこくて憎めない青年・智を高良健吾が演じ、W主演を務める。

 草刈が演じるのは、智の母・直子。昼間から酒を飲み、煙草をふかし、自由奔放のようでいて深い孤独を漂わせている役どころ。新境地に挑んだ草刈は「直子はいわゆるダメな人です。『この役、なぜ私に?』と思いました。でも安藤監督とお話をさせていただき、『できる?  やってみよう、やってみたい!』と気持ちが動き出しました」と決意。「今までにお見せしたことのない私の姿が、直子として皆さまの目に映れば幸いです」とコメントを寄せた。

 草刈にオファー理由を聞かれた当時のことについて、安藤監督は「僕の中で、直子は『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントンです。彼のように、風景を背負って、スクリーンの中を歩ける女優は草刈さんだけです!』と、緊張マックスで答えました」と振り返り、「意味不明な答えに、笑顔でうなずいてくれた草刈さんがすてきでした。やっぱり直子はこの人しかいないと確信しました!」と話している。

 そのほか、新たなキャストとして藤井武美黒田大輔市川由衣村上淳、木場勝己の出演が発表された。

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  • 汚しメイクを施して『月と雷』に出演する草刈民代 (C)角田光代/中央公論新社(C)2017「月と雷」製作委員会
  • 『月と雷』に出演する(上段左から)初音映莉子、高良健吾、草刈民代(下段左から)藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上淳、木場勝己

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