女優の草刈民代が、角田光代氏の小説を映画化した『月と雷』(10月7日公開)に出演していることが24日、わかった。夫である周防正行氏の監督作品以外に出演するのは、同作が初めて。世話をしてくれる男性を見つけては、男から男へと各地を流転する女性役。荒んだ雰囲気を出すために“汚しメイク”を施し、難役に体当たりで挑んだ。
同作は、1ヶ所に定住しない根無し草のような女・直子とその息子・智(サトル)、そして、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語。親と子、家族、生活の意味を根源から問いかける。『海を感じる時』(14年)の安藤尋監督がメガホンをとり、“家族愛”を知らない主人公・泰子を初音映莉子、人懐っこくて憎めない青年・智を高良健吾が演じ、W主演を務める。
草刈が演じるのは、智の母・直子。昼間から酒を飲み、煙草をふかし、自由奔放のようでいて深い孤独を漂わせている役どころ。新境地に挑んだ草刈は「直子はいわゆるダメな人です。『この役、なぜ私に?』と思いました。でも安藤監督とお話をさせていただき、『できる? やってみよう、やってみたい!』と気持ちが動き出しました」と決意。「今までにお見せしたことのない私の姿が、直子として皆さまの目に映れば幸いです」とコメントを寄せた。
草刈にオファー理由を聞かれた当時のことについて、安藤監督は「僕の中で、直子は『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントンです。彼のように、風景を背負って、スクリーンの中を歩ける女優は草刈さんだけです!』と、緊張マックスで答えました」と振り返り、「意味不明な答えに、笑顔でうなずいてくれた草刈さんがすてきでした。やっぱり直子はこの人しかいないと確信しました!」と話している。
そのほか、新たなキャストとして藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上淳、木場勝己の出演が発表された。
同作は、1ヶ所に定住しない根無し草のような女・直子とその息子・智(サトル)、そして、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語。親と子、家族、生活の意味を根源から問いかける。『海を感じる時』(14年)の安藤尋監督がメガホンをとり、“家族愛”を知らない主人公・泰子を初音映莉子、人懐っこくて憎めない青年・智を高良健吾が演じ、W主演を務める。
草刈が演じるのは、智の母・直子。昼間から酒を飲み、煙草をふかし、自由奔放のようでいて深い孤独を漂わせている役どころ。新境地に挑んだ草刈は「直子はいわゆるダメな人です。『この役、なぜ私に?』と思いました。でも安藤監督とお話をさせていただき、『できる? やってみよう、やってみたい!』と気持ちが動き出しました」と決意。「今までにお見せしたことのない私の姿が、直子として皆さまの目に映れば幸いです」とコメントを寄せた。
草刈にオファー理由を聞かれた当時のことについて、安藤監督は「僕の中で、直子は『パリ、テキサス』のハリー・ディーン・スタントンです。彼のように、風景を背負って、スクリーンの中を歩ける女優は草刈さんだけです!』と、緊張マックスで答えました」と振り返り、「意味不明な答えに、笑顔でうなずいてくれた草刈さんがすてきでした。やっぱり直子はこの人しかいないと確信しました!」と話している。
そのほか、新たなキャストとして藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上淳、木場勝己の出演が発表された。
コメントする・見る
2017/04/25