シリーズ累計8作品で世界興行収入約１兆円という大ヒット映画シリーズ「ハリー・ポッター」の5年ぶりの新作にして、原作者J.K.ローリング氏が描く新たな魔法の物語『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』（今冬公開）の最新特別映像が解禁された。

　第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開から15年、さらに2014年には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」がオープン。先日も3人の子どもの父親になり“魔法省”で働くハリー・ポッターを描いた舞台『ハリー・ポッターと呪われた子ども』（原題）の書籍化決定のニュースが世界中のファンを歓喜させるなど、未だにその人気が衰える事がない魔法の世界。

　新作映画への期待も大きい中、今回公開された映像は「全世界の魔法界のファンへ〜」というメッセージからスタートする。

　本作の主役は、あの“ホグワーツ魔法学校”の卒業生で魔法学者のニュート・スキャマンダー先生。演じるのは、映画『博士と彼女のセオリー』で米アカデミー賞主演男優賞を受賞した英国出身の俳優エディ・レッドメイン。「まさに驚異の世界、こんな作品は初めてだ」と語る新たな魔法界とは？

　ハリポタシリーズの『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』までの4作品を手がけ、本作でもメガホンを取るデイビッド・イェーツ監督は「この魔法の世界の舞台はニューヨーク。英国人のニュート・スキャマンダーが不思議な生物でいっぱいのトランクを持って現れる。彼（ニュート）のトランクから何匹か逃げ出してしまう」と物語の導入部を語ると、エディが続けて「それがキッカケとなり大混乱を引き起こすんだ」と説明。

　ハリポタシリーズ全8作品のプロデュースを手がけ、本作でもその手腕を発揮するプロデューサーのデイビッド・ヘイマン氏は「鮮やかで美しい世界をJ.K.ローリングが作った。ユーモアもスリルも感動もある、誰もが楽しめる映画だ」と最新作に自信をにじませている。

　今回の映像にはニュートの旅に巻き込まれる仲間たちも登場する。キャサリン・ウォーターストンが演じるティナは、魔法省で働く若き魔法使い。正義感の強い、まっすぐな女性だ。その妹クイニ―を演じるのはアリソン・スドル。姉妹には支え合って育ってきた深い絆がある。ダン・フォグラーが演じるジェイコブは偶然“魔法の世界”に足を踏み入れる普通の人間。魔法は使えない彼がどんな活躍を見せるのか。興味はつきない。

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