自動車メーカーやアフターパーツメーカーが一堂に会して新商品・トレンドを発表する、世界最大のカスタムカーイベント「東京オートサロン2016」。今年も15日〜17日の3日間、幕張メッセで行われたが、そこで見えてきた今年のトレンドは、ライフスタイルや使用シーンに特化したカスタマイズ。なかでも、近年ブーム再燃中の「アウトドア」が今年最大のキーワードとなりそうだ。
◆街にも自然にもよくなじむスタイリッシュなデザインがトレンド
自動車メーカーのブースには、「アウトドア」をテーマにオリジナルのカスタマイズを施した車両が数多く展示された。一昔前のアウトドア仕様というと本格的な4WD車などのワイルドなモデルばかりが目立ったが、今は街にも自然にもスマートに溶け込むスタイリッシュなデザインがトレンドだ。
SUZUKIブースは、カヌーなどのウォーターアクティビティをコンセプトにした新型車両の『イグニス』と、クライミングやトレッキングなどをテーマにしたラフロード仕様の『ハスラー』という、2台のカスタム車両を参考出品。両車とも外面にオリジナルデカールをあしらって、街でも自然の中でもさりげない存在感とオリジナリティを演出できる装いとなっている。
三菱自動車は、『アウトランダーPHEV』と『デリカD:5』をベースに、よりアウトドア色を強めた2つのカスタムスタイルを提案した。「アウトドアギアコンセプト」は、艶消しパールホワイトのボディ要所に鮮やかなオレンジの挿し色を配して、アウトドア用品の“ギア感”を表現。「アクティブキャンパーコンセプト」は、艶消しシルバーのボディの要所にモノトーンのカモフラ柄をあしらい、オートキャンプシーンでのスマートさを演出している。
◆多彩な内装カスタムでアウトドアに対応するワンボックス車が人気
サーフィン、スキー&スノーボード、カヌー、釣りなど、アウトドアアクティビティが趣味のユーザーから人気を集めているのが、広大な室内空間を持つワンボックス車の『トヨタ・ハイエース』と『日産・キャラバン』だ。
アフターパーツメーカーから、車内で就寝できるベッドキットや、ルームキャリア、ラック・トレーなどの積載用パーツが豊富にラインナップ。使い方に応じてそれらのパーツを組み合わせることで、バンならではの広いカーゴスペースを自分流のレジャー仕様に仕上げることができるのだ。さまざまな用途に対応できる柔軟性を武器に、アウトドアユースでのワンボックス車人気は続きそう。
若者のクルマ離れが叫ばれる現在、クルマにはプラスアルファの付加価値が求められている。クルマはもはや単なる移動手段ではなく、ライフスタイルの一部。今回取り上げた“アウトドア仕様”のように、活用シーンに特化したモデルが今後も増えていくだろう。
(文/岩田一成)
◆街にも自然にもよくなじむスタイリッシュなデザインがトレンド
自動車メーカーのブースには、「アウトドア」をテーマにオリジナルのカスタマイズを施した車両が数多く展示された。一昔前のアウトドア仕様というと本格的な4WD車などのワイルドなモデルばかりが目立ったが、今は街にも自然にもスマートに溶け込むスタイリッシュなデザインがトレンドだ。
SUZUKIブースは、カヌーなどのウォーターアクティビティをコンセプトにした新型車両の『イグニス』と、クライミングやトレッキングなどをテーマにしたラフロード仕様の『ハスラー』という、2台のカスタム車両を参考出品。両車とも外面にオリジナルデカールをあしらって、街でも自然の中でもさりげない存在感とオリジナリティを演出できる装いとなっている。
三菱自動車は、『アウトランダーPHEV』と『デリカD:5』をベースに、よりアウトドア色を強めた2つのカスタムスタイルを提案した。「アウトドアギアコンセプト」は、艶消しパールホワイトのボディ要所に鮮やかなオレンジの挿し色を配して、アウトドア用品の“ギア感”を表現。「アクティブキャンパーコンセプト」は、艶消しシルバーのボディの要所にモノトーンのカモフラ柄をあしらい、オートキャンプシーンでのスマートさを演出している。
◆多彩な内装カスタムでアウトドアに対応するワンボックス車が人気
サーフィン、スキー&スノーボード、カヌー、釣りなど、アウトドアアクティビティが趣味のユーザーから人気を集めているのが、広大な室内空間を持つワンボックス車の『トヨタ・ハイエース』と『日産・キャラバン』だ。
アフターパーツメーカーから、車内で就寝できるベッドキットや、ルームキャリア、ラック・トレーなどの積載用パーツが豊富にラインナップ。使い方に応じてそれらのパーツを組み合わせることで、バンならではの広いカーゴスペースを自分流のレジャー仕様に仕上げることができるのだ。さまざまな用途に対応できる柔軟性を武器に、アウトドアユースでのワンボックス車人気は続きそう。
若者のクルマ離れが叫ばれる現在、クルマにはプラスアルファの付加価値が求められている。クルマはもはや単なる移動手段ではなく、ライフスタイルの一部。今回取り上げた“アウトドア仕様”のように、活用シーンに特化したモデルが今後も増えていくだろう。
(文/岩田一成)
コメントする・見る
2016/01/29