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新鋭・追手門学院大学、日本一チームを相手に健闘 7人制女子ラグビー国内初シリーズ

 7人制女子ラグビーで初の国内シリーズとなる太陽生命ウィメンズセブンズシリーズの横浜大会が7月19、20日に行われ、同大会でシリーズ初出場をした大阪の追手門学院大学が、創部わずか一年の若いチームながらこの先の躍進を予感させる健闘をみせた。

 2012年から元ラグビー日本代表の大畑大介氏が地域文化創造機構の客員教授を務める追手門学院大では、2013年度入学からスポーツ推薦入試をスタートさせ、女子ラグビー部を創設。ヘッドコーチには、元日本代表スクラムハーフの後藤翔太氏が就任し、大学ではスポーツ特定強化クラブとして、両氏を中心に高いレベルでの選手育成に取り組んできていた。

 この6月には、神奈川・石川・京都・大阪・島根・徳島各府県から中学、高校、大学など13チームが参加した『第1回追手門学院ガールズラグビーフェスティバル』を開催。追手門学院大は初陣ながら全勝し、その強さを世に知らしめるとともに、チームとしても幸先の良い第一歩を踏み出していた。

 しかし、全国区の強豪チームが揃う国内シリーズへの初参戦は、立ちふさがる高い壁への挑戦になった。主将の大島千佳とオリンピック強化指定選手の福島わさなを怪我で欠くなか、第6回世界大学選手権直前合宿メンバーに選出されているゲームキャプテンの中 美咲を中心に果敢に攻めた追手門学院大だが、主力の磯貝美加紗が負傷退場するなど、交代要員がほとんどいない苦しい状況に追い込まれ、初日の予選から苦戦が続いた。

 そして迎えた、これまでの同シリーズ(5月の龍ケ崎大会、6月の札幌大会)で優勝をしている、アルカスクイーン熊谷との一戦。現時点での日本一チームへの挑戦となった同戦では、キックオフから20秒で先制点を許すが、中は個人技で敵ディフェンス陣を突破し、スクラムハーフの藤埜瑳紀は100キロ近い体重がある熊谷FWアネ・リーチの突進をタックルで止める。個人の技量では劣ってはいないものの、チームとしての経験値の差が大きく響き、ゲームの流れを支配される。しかし、なかなか得点が奪えないながらも粘り強く戦い抜き、前後半の7分間が終了し、ラストプレーを知らせるホーンが鳴り響いた。

 そのときボールをキープしていた中と藤埜は、左サイドから右サイドへ大きく展開し、上田莉央へと速いパスをつなぐ。最後は、上田が敵ディフェンスラインをスピードで突破し、ロスタイムに待望のトライを決めた。試合終了のホイッスルが吹かれると、最終スコアは5対44だったが、観客や他チームの選手から「追手門ナイスゲーム!」という声が溢れた。

 同大会の結果は5戦全敗。しかし、現時点での国内トップチームとの差を確認できる貴重な参戦となるとともに、この先につながる経験を得られた追手門学院大の可能性を感じさせる大会になった。

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